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月別アーカイブ: 2020年12月

弐千弐拾年 大晦日 花ざかりの森・憂国

「花ざかりの森・憂国」 三島由紀夫

・・・16歳の実質的デビュー作「花ざかりの森」、著者の生涯にわたる文学的テーマを内包した「中世に於ける一殺人常習者の遺せる哲学的日記の抜萃」等13編。多彩な魅力の自選短編集。・・・(本書カバー)

希代の天才著者ゆえに、16歳の頃に著わしたという作品は~とても難解でよくワカラナイ。

先が思いやられる・・・と思ったが、戦前~戦後間もない頃の、国内エスタブリッシュメント階級の日常が描かれる「遠乗会」が興味深く面白かった(今でも存続しているのでしょうか?)。

願いを成就させるために無言でいくつか橋を渡る「橋づくし」~は、たしか金沢でもそんな風習があったはず(花柳界の願掛け?)。

歌舞伎界を舞台裏から見る「女方」もオモシロイ。

好景気に湧く昭和30年代頃の光景が思い浮かぶ「百万円煎餅」には、社会の歪み~格差社会の発端が垣間見える・・・。

 

・・・かつて私は、「もし、忙しい人が、三島の小説の中から一編だけ、三島のよいところ悪いところすべてを凝縮したエキスのような小説を読みたいと求めたら、『憂国』の一編を読んでもらえばよい」と書いたことがあるが、この気持ちには今も変わりはない。・・・(P.331)

・・・と著者自身が薦める「憂国」は、読みながら自然に姿勢を正していました。

温く温くと暖房の効いた部屋でも、キリッ!と引き締まざるを得ない内容だが、そんな中にも甘美な表現もあり~、とても印象深い作品です。

なんとか~年内に読み終えることができてヨカッタ。

 

さて・・・コロナ禍は、しばらく続きそうですが沈静化の時期は必ずやってきます。

憂国~の気持ちも大事ですが、来るべき時代・未来を見据えて新しい年を迎えたいですね。

本年もムタムタながらも、大晦日を迎えられたことへの感謝を込め、あらためて~ありがとうございました!で、お開きとさせていただきます。(^-^)


年末災害事案

遠くから緊急車両のサイレンが聞こえる・・・火事?事故?。

ネット上の「災害情報」を見ると、金沢市笠舞1丁目地内で救助事故・・・とあります。

以前は~こういう場合、半分くらいの確率で当社敷地内での事案だったような・・・。

当社関連では無いだろうな?連絡も何も無いが、とりあえず敷地内を巡回したところ~異常なし。

 

まだ遠くからサイレンが聞こえます。

安堵感とともに、年の瀬に何があったのだろう・・・と、サイレンが聞こえる方向の空を見上げるのでした・・・。


弐千弐拾年 年末雑感

昨日(12月28日)~本日で2020年仕事納めの事業所が多いようですが、小売・飲食店は大晦日まで~。

先週末~営業電話が多かったのは、最後の駆け込みだったのでしょうか。

ご期待に沿えず申し訳ございません <m(__)m>(的外れな電話もあったが・・・)。

・・・ちなみに当社も例年通り、大晦日までです(一応)。

 

何度も書きますが、本年はコロナ禍に翻弄された一年でした。

誰しも初めて経験するコロナ禍での年末年始です。

大雪等の自然災害がココに重ならないよう切に願っています。

やはり、年末年始は心穏やかに過ごしたい。

そして、未来へ思いを馳せたい。


こつこつ

坂村真民一日一言~12月28日  こつこつ

・・・こつこつ こつこつ 書いてゆこう  こつこつ こつこつ 歩いてゆこう  こつこつ こつこつ 掘ってゆこう・・・

 

怒涛の2020年も本日を含め、残り4日となりました。

どうなる?こうなる?・・・と、先行きの見えない不安な時期が続いていますが、気が付けば新年は目前です。

先の心配もあるが、目前のやるべきこと、先送りできないことを着実に、こつこつ~とやって来たのが現在だと思う。

 

自分と当社の場合は、4年くらい前から不安や向かい風に苛まれながらも、足元よりチョッと前を見続け、こつこつ~と歩んで来たつもり。

当ブログも何とか途切れることなく、(ムタムタ)こつこつ~書いています。

先を見ることも大事ながら、同時に足元や目前のことをこつこつ~深掘り(深耕・深考)。

 

彼の地へ瞬間移動できるワケもなく、日々こつこつ~こつこつであります。

こつこつ~できることに感謝。


書見台

本を読む際に屈み込んでしまい、姿勢が悪くなる原因かも?ということで、書見台をアマゾンで購入しました。

見た目も価格もピンキリなんで~レビューを参考にして~、仮に残念な品だったとしても許容範囲のつもりで選ぶ(送料無料税込4,900円)。

商品説明を見る限り「日本製」のような表記だったが、CHINAでした・・・(価格を考えるとそうですねー)。

高さや台の角度を変えられるが、とても固く~少々力がいります(それだけ堅固な作り~ということにしよう)。

商品に添付されていた図入りの説明書は、書き方が微妙です(直訳みたいな日本語)。

 

何はともあれ、注文の翌日に届いたし、ほぼ想像通りだったのでレベルクリアかな。

しばらく使ってみます。


魔物の再現

ドラッカー365の金言~12月26日

「魔物の再現」

自由と安全が両立しないならば大衆は安全を選ぶ

・・・大衆は、世界に合理をもたらすことを約束してくれるものさえあれば、自由を放棄してもよいと覚悟するにいたった。自由が平等をもたらさないならば、自由を捨てる。自由が安全をもたらさないならば、安全を選ぶ。自由によって魔物を退治できないとなれば、自由があるかないかは二義的な問題にすぎない。自由が魔物を招くのであれば、自由の放棄によって絶望からの解放を求める。・・・『「経済人」の終わり』

 

ドラッカー本なので、社会は時に「全体主義」を選択することがある・・・とのこと。

現タイミングでは、魔物=コロナウイルスであり、「移動の自由」と「安心・安全」は両立しない~と本文を見ました。

この年末年始での、人の移動はどうなるのでしょう?。

自由を選ぶ?安全を選ぶ?。

感染拡大防止!のみ考えた場合の答えは「自由の制限」だと思いますが、実際は各人の答えは分かれてしまう。

近隣の大国のように「強権発動」が、非常時には効果的なこともあるのだが・・・人々は何を選ぶか。

 

「魔物の再現」のタイトルが、生々しい。


寒い夜に

年末寒波襲来!と、カマエていますが~大したことないありませんように!。

会社前道路と、事務所入り口付近の雪除けで済んでいます(今のところ)。

 

気になって夜中に、窓から雪の様子を見て除雪作業しなきゃ~と思っていた頃がなつかしい(もう勘弁だけど)。

同様に、かすかに聞こえる飛行機の音で。屋上排煙機の作動音か!と、飛び起きた頃も・・・(これももういいです)。

マクラ元の電話が鳴ることもほぼありません(安堵)。

旧商業施設管理時の思い出・・・。

 

でも、長年の習慣として染み付いているのだなー、外の様子や物音に反応してしまいます。

マクラを高くして寝る・・・には、まだまだ時間がかかりそう。


危機と人類

「危機と人類」(上)(下) ジャレド・ダイアモンド

・・・遠くない過去の人類史から学ぶべき、危機対応の叡知とは何か。『銃・病原菌・鉄』『文明崩壊』『昨日までの世界』で知られるジャレド・ダイアモンド博士が、日本、フィンランド、チリ、アメリカなど国家的危機に直面した世界7ヵ国の事例から、全世界が一致して持つべき危機への認識を解き明かす。・・・(上巻カバー)

 

約1ヵ月取り組みました・・・全人類と国家に投げかけられた課題・・・タイムリーな内容(コロナ禍)にして、難解・・・。

内容よりも、読み終えた感!にホッとしています。(^_^;)

 

・・・ではウイルスに対して、世界はどのように対応するだろうか。その答えはいまだに不透明だ。私が考える最悪のシナリオはこうだ。各国が国境封鎖だけに集中し、ワクチンを最初に開発した国が自己中心的にそれを抱え込む。愚かなことに、人々は新型コロナウイルスがワクチンのない国々からふたたびやってくることを忘れる。最良のシナリオはこうだ。人々が、コロナ禍が地球規模の脅威であること、ウイルスに対して全世界が安全な状況をつくる以外に道がないことに気づく。もし地球規模のウイルスの脅威に人々が協力して打ち勝つことができたら、そこから得た教訓を一般化し、気候変動などの地球規模の脅威に協力して対応できるようになるかもしれない(そして資源枯渇や不平等に対しても)。日本国内で新型コロナウイルスを撲滅してもコロナ禍が解決しないのと同様、日本上空の大気中の二酸化炭素濃度を下げても気候変動から日本を守ることはできない。大気中の二酸化炭素は、新型コロナウイルスのように全世界に素早く広がるからだ。・・・(上巻序章)

 

日本は幕末~明治と太平洋戦争~が、これまでの国家的危機として書かれています。

そして現在~将来起こる、少子高齢化、移民問題、格差分断社会・・・と山積する国家的課題(危機かも?)解決へのヒントとエールが送られているように読む。

日本だけではなく、全人類に向けて・・・でしょう。

 

「危機」とは、その瞬間を境に激変が生じる「転換点」・・・なんですね。(万事塞翁馬・禍転福為)

 

本日はクリスマス・イブです。

ジャレド・ダイアモンド博士からの全人類へのクリスマスプレゼントと思う(タマタマ記事に書いただけだが)・・・。


施されたら施し返す?

定時株主総会が終わると、今までの振り返りをします。

対象期~前期~さらに10期ほど遡ってみたり・・・。

第35期(2009年11月~2010年10月)も色々なことがあったなー。

その次の第36期は~現在につながるターニングポイントな出来事が相次いだなー・・・このように、順番に見ていくと、当時の記憶が少しずつ思い出されます。

実は、あまり思い出したくない事ばかりだったり・・・。(^_^;)

よく、メゲズに乗り越えて?、あるいは大回りしながらも、ココまで来たものだ・・・。

あらためて周囲に支えられていたのだなー、おかげさまでーとシミジミ感じます。

年末ということもあり、なおのこと実感。

支えられっぱなしではイケナイですね。

微力ながらでも、何らかのお返ししなければ・・・との思いをあらたにするのでした。

 

「施されたら施し返す、恩返しです!。」って、今年の流行言葉ありましたねー。(^-^)


第45期定時株主総会

今年も当社の定時株主総会を無事?開催できました。

第45期(令和元年11月1日~令和2年10月31日)の営業報告と決算報告。

コロナ禍にありながらも、何とか予定通りの決算内容でした(ソーカイ!)。

第43期~44期の怒涛!の内容(もっと以前も!)からは、一転して改善基調ですが、まだまだこれから先の長い話であります・・・。

そして、営業報告書にも書きましたが、コロナ禍・厳しい経済状況下でも当社が関わっている「アルビス笠舞店」は、休業することなく、地域のライフライン・生活インフラとしての役目を果たし~住みたくなる地域に貢献できる『商業施設』~という、経営理念を体現出来たのでは?と思っています。

ともあれ、巡航運転の1年目を無事に終えることができて、ヤレヤレ~が正直な感想。(・∀・)


ベルヴェデーレ宮殿から見たウィーン

日経紙朝刊「ベートーヴェン頌」十選(2)

「ベルヴェデーレ宮殿から見たウィーン」(ウィーン美術史美術館蔵)ベルナルド・ベロット

本年12月は、ベートーヴェン生誕250年周年ということで、そのお名前を目にする機会が多いです。

日経の~十選も「ベートーヴェン頌(しょう~ほめたたえる)」で、関連する絵画等が掲載中。

そんな中、風景画が好きなのでコレに注目!。

 

現在の様子も知りたくてネットで見てみると・・・真ん中のシュテファン大聖堂尖塔を始めとするウィーンの街並みは、ほぼ当時を保っている。

行きたい!・・・が、しばらくの間は無理・・・。

絵画とネット画像で訪問した気持ちになるしかありません。

 

いつの日か実際に訪れる日を思って~。


初リモートワーク

メンテナンス関係の取引先からメールが届きまして、ゴミ収集に関する契約書を交わしたいとのこと。

それも、クラウド上での契約押印(電子契約書)に移行するので、登録から~手続きを行ってください?。

・・・クラウドに辿り着くまで苦労したが、初~電子契約完了。

電子印章を作成して押印・・・イマドキの契約スタイルはこうなんですねー(ヤッパリ印鑑文化)。

PDFファイルを保存してもよかったが、結局は印刷してしまうアナログ派です。

リモートワークも初体験・・・なのかもしれない。

 

へーッ!勉強になりました。( ̄▽ ̄)


ワクチン接種

各国で、新型コロナワクチン接種が始まり出した。

短期間に開発~承認ってスゴイスピード感あります(やや不安・・・)。

 

接種を受ける映像が流れていますが、直視できない・・・自分がいます。(-_-;)

注射嫌いなもんで。

 

国内向けは、まだしばらく時間がかかりそうですが~こんな映像見せられ続けたら、マスマス注射嫌いになります。

小学校での集団接種以来、インフルエンザワクチンも打っていません。

コロナワクチンも、できれば打ちたくない・・・。

周囲が接種すれば、感染が収まり接種しなくてもよくなるのでしょうか?。


平蜘蛛釜の行方

大河ドラマ「麒麟がくる」~本来ならば最終話の時期だが・・・まだ続いています(致し方ない)。

それも、日曜日の夜ではなく土曜日午後の再放送を視聴しているため、情報が一週間遅れ。

長く楽しめていいのかも?。

 

ドラマの登場人物に、松永久秀がいます。

自分でイメージしている松永久秀は、裏切りを繰り返し、東大寺に火を放つような戦国の梟雄~油断ならない武将。

でも、ドラマ内の吉田鋼太郎さん演じる久秀は、イメージと真逆に感じています(これからダークサイドになるのかもしれないが・・・)。

もっとも、ドラマ主人公の明智光秀もそうですね。

歴史は勝者が創る・・・ともいわれるので、正しいことはワカラナイ。

 

これから~歳をまたいでドラマのクライマックス。

信貴山城での久秀の最後はどのように描かれるのか?。

そして、本能寺は・・・。


さめるといけねぇ

古今亭菊之丞さん・古今亭まめ菊さん~の落語を聞く機会がありまして、チャベチャベ参加。

開口一番「元犬」まめ菊~、一席目「二番煎じ」、二席目「芝浜」菊之丞~の演目です。

以前~聞いたことがある演目ながら、噺家さんによってマクラやサゲ~話し方も違うので、またオモシロイ!。

季節柄タイムリーな内容です。

「元犬」シロのとぼけた~ある意味シュールな姿を想像してニヤリ~。

「二番煎じ」の番小屋での宴会風景で、煎じ薬が飲みたくなります。

「芝浜」は、浮世絵の魚河岸風景が思い浮かぶ・・・そしてココロから暖かくなれました。

 

落語は、聞き手のそれぞれが噺の光景を想像します。

聞く環境やタイミングで、その光景が違うこともあるでしょうね。

次回は是非、浅草や上野の寄席で聞いてみたい!と思ふ。

 

一刻も早くその時が訪れますように!・・・と会場を後にしました。


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