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月別アーカイブ: 2021年3月

弥生 晦日 「歴史」

昨日(3月30日)北陸中日新聞朝刊一面に「耐震化に十数億円以上」(エムザ関連)記事(こちらもネガティブ目線)・・・。

記事によると耐震工事費用に十数億円!とありました。

実際に施工~となると耐震補強に加えて、空調等の建物設備改修も付いてくるので、少なくともその2倍以上の費用が必要となるのでは?と推定(当社事例から)。

数年前からの出来事が脳裏を過ぎります・・・。(-_-;)

 

・・・2018年3月31日に、旧パレットを閉鎖しました。

今年2021年で3年経過~。

もう3年・・・何となく区切りの期間のような気もするが、拙ブログが続く限り、毎年のように〇〇年経過・・・と書くでしょうね。

個人的に「歴史」となった3月31日です。

 

また、昨年の記事では、昨年はコロナでタイへンだったな~との思い出話になっていることを願っていました。

昨年よりやや明るい兆しが見えるものの、残念ながら現実はまだまだ長引きそう。

一刻も早く、これも「歴史」として見ることができる日が来ることを願っています。


活路どう模索?

3月29日付北陸中日新聞朝刊一面は「百貨店 活路どう模索?」

武蔵が辻の「エムザ」関連記事です。

春なのに百貨店は厳冬期真っ只中。

記事では郊外の大型ショッピングモールは好調~のように書かれているが、百貨店同様に春まだ遠からじだと思う・・・。

 

一昨日、香林坊周辺を散策したところ、高級店に喜々として並ぶ人々が大勢いました。

都心部との一体化~周辺商店・文化施設との相乗効果を発揮すれば、非日常空間~ハレの場としての百貨店の価値はまだまだあると思います。

郊外店にはないアドバンテージ。

この路線は崩さないでほしいですね(他人事?何でも言えるが)。


英仏百年戦争

「英仏百年戦争」 佐藤賢一

・・・それは、英仏の戦争でも、百年の戦争でもなかった。イングランド王、フランス王と、頭に載せる王冠の色や形は違えども、戦う二大勢力ともに「フランス人」だった。・・・(本書カバー)

 

長らく積読状態だった存在を、ようやくマイニング(発掘)?しました。

イギリスの歴史~そもそも「グレイト・ブリテンおよび北アイルランド連合王国」が、ワカラン・・・ので、目に付く本を買ったはいいが~放置状態。

そもそも100年間も戦うなんて・・・(1337年~1453年)。

加えて、ヘンリー1世、2世、3世(本書では7世まで)エドワード1世、2世、3世(本書では5世まで)・・・ルイは12世まで・・・コノ手の本は、先ず人名でつまずきます。

各王家・王朝の系図を見比べて追いつくのに必死・・・。

 

なんとか読み終えて・・・間違いをおそれずに言えば、この長い戦いはカバーにもあったように、「フランス人」同士が(それも縁者が多い)領土を巡る内輪モメを現在のフランス辺りでやっていた、ということになるのでは?。

本書も指摘しているが、当時は「国家」という概念は無く、その地域を支配する領主の緩やかな連合体が、当時の「フランス王家」「イングランド王家」だった。

我国の戦国期と似たような感じだったのでしょう。

当時の欧州は(も)、魑魅魍魎が跋扈する自然状態(野蛮)何でもあり。

歴史の一コマ・・・と見ていられることに安堵し感謝です。

 

シャンパーニュ・ブルゴーニュ・ボルドーといったワイン銘醸地が度々登場するのは、戦い(歴史)に酒は付き物だからか。


小者感MAX

以前訪れたのは、3年以上前かも~ひさしぶりの視察?イオンモールかほく。

一歩足を踏み入れた瞬間に感じる入居テナントの変わり具合と、空きスペース・・・。

特に飲食店スペースが大変そう。

空床部をパネルで囲ってあるせいもあって、全体的に暗いイメージが濃くなっています。

コロナ禍中でもあり、大イオングループでもリーシングに苦労しているし、テナントによっては条件緩和している・・・と思われ。

前回訪問時は、羨望のまなざしで見ていたが、今は・・・。

 

休日等は大勢のお客さんで賑わうでしょう~でも図体がデカいと、何かと負担が大きくなります。

小者感あふれるネガティブ目線で見てしまいました。

 

批判は容易だが・・・大規模な広域型SC運営ができることはとてもスゴイです。


毎日あほうだんす

「毎日あほうだんす」横浜寿町の日雇い哲学者 西川紀光の世界  トム・ギル

日経紙文化面に著者の記事が載り、興味をもったので読んでみました。

 

・・・労働者の街、横浜・寿町に西川紀光という男がいた。酒と港を好み、仕事がない日は「ドヤ」(簡易宿泊所)で哲学書をはじめとした様々な本を読みあさる。その思考は縦横無尽に広がった。港湾で働きながら思索を深めた米国の社会哲学者、エリック・ホッファーのような存在だった。(中略)私が英国人と分かると歴代首相の名を挙げ英語で話しかけてきた。失礼ながら、ここにインテリがいるとは思っていなかったので驚いた。・・・(日経紙文化面1月20日)

 

著者は、社会人類学者として、日本の日雇い労働者の研究と博士論文フィールドワークの際に、紀光(キミツ)と出会う。

研究対象でもあり友達でもあった・・・そして、紀光が世を去るまでの記録と考察を書いたのが本書。

 

「阿呆ダンス」~と著者が聞き間違えた?のは、紀光独自の「affordance(提供する~心理学用語)」論。

日雇いでお金を得ることも、生活保護を受けることも寿町のaffordanceだった。

居心地が良かったのでしょうか・・・自由に踊れる(振る舞える)ようで実は常に制約を受け、束縛されている~。

一般社会で普通に生活を送っているようでも、あほうダンスの舞台は変わらないのかもしれない(あたわり・・・なのか?)。

 

本書の切り口は、外国人ならでは。

どのような環境でも学ぶことは出来るし、学ばなければいけない。

キミツに一種の憧れを感じる。

自由と知的好奇心は失いたくない~と思います。


そんなに急いでどこへ行く

所用で久しぶりに富山まで高速道路移動しました。

高速道路も久しぶり~、遠方(隣県だけど)へ行く機会が減っています。

 

コチラは走行車線を、ほぼ制限速度キープで運転するが、追い越し車線上を猛スピードで走り抜けるクルマが多いな・・・。

また、これだけ煽り運転~が批判されて問題化しているのに、車間距離を詰めて煽りっぽい運転をするクルマもいます。

なんだかなぁ~。

燃費は低下し、反対に事故リスクは上昇するし、身体にもストレスがかかるうえに、そんなに飛ばしても目的地到着時間は、そんなに変わらないと思うが・・・。

 

昭和の交通標語「せまい日本 そんなに急いでどこへ行く」


日本のいちばん長い日

「日本のいちばん長い日」決定版 半藤一利

・・・昭和二十年八月六日、広島に原爆投下、そして、ソ連軍の満州侵略と最早日本の命運は尽きた・・・。しかるに日本政府は、徹底抗戦を叫ぶ陸軍に引きずられ、先に出されたポツダム宣言に対し判断を決められない。・・・(本書カバー)

 

同タイトルで映画化もされて、ストーリー(ノンフィクションだが)は分かっているつもりだったが、読み出すと緊張感あふれる展開の連続。

真夏の皇居内地下防空壕での御前会議に、正装で臨む姿を想像しただけでも汗が滴り落ち、息が詰まりそう。

決まり事だから仕方がないのだが、ポツダム宣言受諾の御聖断が下っても、会議~会議に明け暮れてなかなか「終戦」とならない~もどかしさも・・・。

その間に、徹底抗戦を訴える青年将校が動き出す。

味方同士なのに一触即発~クーデター、内乱で、その結果「終戦」が遠のいてしまう危機感。

そして「終戦」直前まで行われていた本土空襲・・・。

平和な時代に読むと、なんてことをやっているんだ!と思うが、当時の状況では混乱は十分あり得たのかもしれない。

間一髪~偶然の重なり合いで現在がある・・・ということに感謝しかありません。

 

・・・その日のこと、その日から今日までのこと、それは多くの日本人にとって、ここに書くまでもない生きている毎日であろう。この史上いちばんの長い一日を終わったとき、大日本帝国は「歴史」と化してしまった、と、そのことだけをはっきりと記しておこう。・・・(エピローグ)


ハードトーク

隔月の「KANAZAWA 本の森 読書会」開催。

課題本は「三つ編み」で、8名で参加でした。

 

フェミニズム小説?なのに男性参加者が多いという不思議。

LGBT・・・とか、社会的に多様性が理解されつつあるので、男女比率とかは関係無くなっていくのかもしれない。

宗教・身分制度・職業・人種問題・経済格差・男女差・・・いつになく固いテーマにあふれます。

ハードトーク~議論白熱で時間経過が早い。

 

資本主義(帝国主義?)、経済目線の感想を述べてしまったワタクシは多様性理解には程遠いな・・・。


誠実

坂村真民一日一言~3月23日 誠実

・・・誠実さを失ったら 人も滅び 企業も滅び 国も滅ぶ 一刻も狂うこなく運行する 宇宙の誠実さよ・・・

誠実=真面目で偽りのないこと・honest。

 

なんとか、失わないようにしているつもりだが・・・。

信用・信頼関係の根源です。

築くのはとても時間がかかるが、失うのは一瞬。

 

馬鹿正直も時には正解・・・?。


もうひとひねり

全国的に天候が良くなかった昨日(日曜日)のランチタイムは外食(いつもだが~)。

食べ終えて会社に戻る車中で一句(?)ひねってみました。

 

春嵐(はるあらし) コロナも去って 朗らかに 一人で喰らう チャンカレの席(字余り)

意訳 ⇒ 春の風雨で、花粉もコロナも洗い流されたら 朗らかになれるだろうな~でも、一人さびしくカレー屋さんのカウンター席で黙食しているのが現実だ。

 

評価もされない短歌?もどき。

一人で食べている自分を客観視してみました。(-_-;)


ゴミゴミな考察

春めいた気候になってくると、陽光が明るくて気分もいいのだが・・・駐車場のゴミが目立つのでした。

朝のクルマの少ないうちにササっ!とゴミ拾い。

 

クルマへ乗り込む際に落ちてしまったと思われるモノ。

車中で飲食してそのまま放置されたと思われるモノ。

とにかく不要だから置き去りにされたと思われるモノ・・・。

 

人手から離れた瞬間から「モノ」は「ゴミ」と化してしまうのでした。

元は美しい形状だったモノが、タイヤでつぶされて無残な存在になっている・・・。

なるべく不要なモノは、良識・常識に則って適切に処理していただくと助かります。

ココロまで、置き去りにしないように・・・と、ココロでつぶやく(ぼやく)。(-_-;)


BCP

「事業継続計画策定ポイントセミナー」なる講義受講。

Business continuity planning ⇒ BCPだそうです。

近年多発している自然災害(感染症含む)、政治・経済・社会面(金利変動・法改正等)、ビジネスリスク(新事業失敗・経営者能力不足!)、業務上リスク(法令違反・環境汚染・労災等)が発生した際に、どうやって事業を迅速に復旧させるか?被害を最小に抑えるか?を平時から計画しておきましょう~。

主に製造業向けの内容だが、業種問わず考えておく必要があるかと。

特に自然災害リスクは、誰しもが影響を受けます。

いざという時には、自社だけではなく、周辺企業や行政機関、町内会との連携や助け合いが重要~その通りです。

 

自分のことだけ考えていればいい~という時代ではなくなって来ている。

さて、自社のBCPは?考えてみましょう。

 

一番のリスクは自分だったりして・・・。


人新世の「資本論」

人新世の「資本論」 斎藤幸平

・・・人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。気候変動を放置すれば、この社会は野蛮状態に陥るだろう。それを阻止するためには資本主義の際限なき利潤追求を止めなければならないが、資本主義を捨てた文明に繁栄などありうるのか。・・・(本書カバー)

 

「人新世」という言葉を初めて知ったのは令和になったばかりの頃の新聞上でした。

・・・「人新世」は20年ほど前に、地質学上の時代を区分する新しい仮説として登場した。人間の活動が地球環境に無視できない影響を影響を与えるようになった時期を指す。(中略)科学技術の発達や人口増加、天然資源の浪費などが、火山噴火や隕石の衝突、巨大地震に匹敵するインパクトを持つと考えられるようになった。(日経紙2019年5月28日 哲学者 篠原雅武)・・・

 

以前読んで暗鬱な気持ちになった「資本主義の終焉と歴史の危機」「閉じていく帝国と逆説の21世紀経済」の回答が本書にある?。

何となくウサンクサイなーと感じていたSDGsについて、冒頭でSDGsは「大衆のアヘン」である!と喝破していたことは小気味いい・・・。

 

本書が示すような社会環境を大きく変えるためには時間がかかる上に、既存抵抗勢力の影響も多大だと思います。

しかし、「フェアレス・シティ(恐れ知らずの都市)」を掲げるバルセロナ~等のヨーロッパの都市では、脱経済成長の兆しがみられている。

また、誤解をおそれずに言うなれば、ひょっとしたらコロナ禍は変化を加速するための「見えざる手」なのではないか?という気もしました。

 

・・・既存の経済モデルは、恒常的な成長と利潤獲得のために終わりなき競争に基づくもので、自然資源の消費は増え続けていく。こうして、地球の生態学的バランスを危機に陥れているこの経済システムは、同時に経済格差も著しく拡大させている。豊かな国の、とりわけ最富裕層による過剰な消費に、グローバルな環境危機、特に気候危機のほとんどの原因があるのは、間違いない。・・・(P.330)

 

自分のことでは無い・・・と思いたいが、日本を含む経済先進国の影響は大でしょうね・・・。

 

余談ながら、周辺から搾取する資本主義経済から離れ「潤沢な脱経済成長」を目指すことを訴える本書なのに、カバーオンカバーオン・・・と資源浪費とも思える状態になっていることが痛いな・・・。


オフィーリア

日経紙連載「ミチクサ先生」(279)に載っていた ”オフィーリア” ってどんな絵だ?。

ネット上で探せば直ぐに出てくる便利な時代です。

オフィーリア

キレイだけどなんだか不気味な絵としか思えない・・・モノ知らず。

当然、シェークスピアも名前しか知りません。

これも実物を見たいものです。

その時の気分は、夏目金之助?。 (ヾノ・∀・`)ムリムリ

 

それにしても「風流な土左衛門」とは・・・。


美術もミチクサ

日経紙連載「ミチクサ先生」(278)は、夏目金之助がロンドン・ナショナルギャラリーで風景画に出会う場面が描かれています。

 

・・・日本の襖を倍くらいにしたやや縦長の大きな絵だ。そこに真半分の高さに地平線が描かれ、両サイドに松に似た樹木が見事に伸びている。中央の空いた画面に流れが淀んでいる小川があり、その水辺に人が佇んでいる。・・・

新聞の挿し絵から推定して~おそらく、この絵かと思われます(タイトル不明)。ウイリアム・ターナー

夏目金之助気分に浸って?小さいモニター上の画像を見つめるのでした。

遠い将来かもしれないが、ナショナルギャラリーを訪れることが叶いますように。

 

人がまばらな美術館に憧れます。

よくワカラナイものの、見ている間は名画を独占している気分。

描かれた情景から物語を想像して、何となく優雅な気持ちになれます。

 

いつかは現地を訪れて本物を鑑賞したい!。

「ミチクサ先生」を読みながら、気分はロンドンに・・・。


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