月別アーカイブ: 2021年12月
二〇二一年 大晦日 一笑図
2021年12月31日 ブログ
日経紙連載「厄除けと招福の日本絵画」十選(10)長沢芦雪 「一笑図」
連載の最後に好みの絵がありました。
絵の中程のとぼけ顔の犬が愛らしい。
「笑」という文字の「夭(よう・わかい)」は「犬」と似ているので、「竹」の下に「犬」を描けば「笑」になるという理屈だそうです。
かなり、こじ付けだけど「招福」「笑福」なのでオメデタイ!。
いろいろあった2021年(令和3年)も「笑」で、お開きとなってヨカッタ。
ありがとうございました。
来たる2022年(令和4年)も笑って迎えます。(^-^)
fire tv
2021年12月29日 ブログ
こんなンあるよ~と教えてもらい、某Amazonのfire tv stickなるものを入手してテレビにセット。
PCとテレビを繋げなくても、wi-fi環境があれば、ネット上の動画がテレビ視聴できるのですね~知らなかった。\(^o^)/
地上波・衛星問わず・・・これはテレビ見なくなります。
コロナ禍で普及したのかもしれないけど、一般メディアにとっては脅威かと。
う~ん、世の中は知らないことにあふれている。
アレクサ機能も付いてオモシロい・・・でも、使えば使うほどに個人情報と嗜好がビッグデータとして収集されるのだろうな。
その片棒を担がされているのだな(stickだけに・・・)便利だけど・・・。(^_^;)
同族企業
2021年12月28日 ブログ
ドラッカー365の金言~12月28日
「同族企業」 世界中においてほとんどの企業が同族企業である。
・・・世界中において、ほとんどの企業が同族企業である。
同族企業は中小企業に限定されない。世界最大級の企業もある。デュポンは一八〇二年の創業以来、一九七〇年代半ばまでの一七〇年間、同族所有、同族経営のもとに世界最大級の化学会社へと成長した。
二〇〇年前、主要国の首都に息子たちを配した無名の両替商ロスチャイルド家が所有する金融機関は、今日依然として世界有数の大銀行である。
ところが、マネジメントについての文献と講座のほとんどが、プロの経営者が経営する企業だけを扱っている。同族企業に触れることはほとんどない。もちろん、同族企業と他の企業の間に、研究開発、マーケティング、会計などの仕事で違いがあるわけではない。
しかし経営陣に関しては、同族企業にはいくつかの守るべき重要な留意事項がある。それらを守ることなくしては、繁栄するどころか生き残ることもできない。・・・『未来への決断』
ACTION POINT ~ アメリカでは同族企業のうち、2代目へ引き継げるものは30%、3代目へ引き継げるものは10%です。この継承の難しさはなぜかを考えてください。
国内では起業から10年後の企業生存率は、30%ほどという話もあり(諸説ありますが)さらに事業承継までとなると、かなりハードル高いことが容易に想像できます。
今だから言える話ですが、旧商業施設閉鎖の際に会社も自主廃業する?という選択肢も考えました。
結局は存続の道を選び~現在に至る。
当社は零細同族企業です。
零細が故に、経済をはじめとする周囲の環境の荒波に翻弄されやすい・・・。
考え方によっては利害関係者が少ないので小回りが利く~ということもありますが~。(^_^;)
関係各位のおかげで、ムタムタ~ヨタヨタ~となんとか日々歩んでおります。
「ACTION POINT」は永遠の課題だなぁ。
売り家と唐様で書く〇代目・・・とはならないように。
智慧
2021年12月26日 ブログ
「易経」一日一言~12月26日
「智慧」 易簡(いかん)にして天下の理(ことわり)得らる。(繫辞上伝(けいじじょうでん))
・・・易しく、簡潔な時の変化の道理を知り、日々に用いることで、天下の理を知り得る。
一日は朝昼晩、一年は春夏秋冬、順序を違えず巡り、人間もまた誕生・成長・成熟を経て衰え、混沌に帰る。
万象はこの原理原則に従って変化する。この理法を日々の実践に活かすことで、世の中の複雑な出来事に、単純明快にして簡潔な一本の道筋を見出すことができる。それが天下の理であり、それをつかむ実践を智慧という。・・・
シンプルに考えましょう、そして実践しましょう・・・ということでしょうか。
自分はどうしたいのか?自然の営みを理解し~その中から苦悩を克服する能力(智慧)が発揮できる。
「智慧」と「知恵」は違うらしいが、自ら見出す点は同じです。
見出したつもりでも、実は自分自身が天下の「理」の極小な一部。
わずかな存在ながらも「理」に必要(だと思う)な一部としての役割がある。
まだ、成長期?成熟期?~励みます。
インボイス
2021年12月25日 ブログ
「適格請求書発行事業者の登録通知書」到着。
再来年の令和5年10月以降に行う課税取引に必要になるといいます。
請求書発行する立場は登録申請した方がいいとのことだったので、まだ時間はあるが申請しました。
インボイス(適格請求書)~要は消費税のグレーゾーンを排除して100%納税に近づけるための手段だと思う。
(詳細は会計事務所まかせ・・・。)
また来年早々からは、電子取引のデータ保存が義務化されたりと事業所の経理面は急激に変化しています。
なんだか焦って?デジタル化を進めているような気もしますが・・・。
デジタル化は、社内情報がメッコメザラシ化~になってしまうなぁ。
それが一番の目的だったりして。(^_^;)
第46期定期株主総会
2021年12月22日 ブログ
当社の定期株主総会開催。
まだまだコロナ禍で予断を許さない状況だが、無事に決算報告ができました。
巡行運転2年目~イレギュラー対応もあったが、販管費減で営業利益・経常利益共に昨年比アップ。
当該期もあっ!という間に経ってしまった気がする。
そして、特に内容は変わらないが決算に合わせて直近の登記簿謄本を添付します。
チョット客観的に自社を見てみるのでした・・・。
さて、どのように見られているのでしょうか?。
感想は・・・。(^_^;)
食べて ねて おきて 歩いて さて 雪がふる
2021年12月21日 ブログ
「食べて ねて おきて 歩いて さて 雪がふる」 山頭火
某寺院前の掲示板に掲げられていた句です。
お導き?・・・「お寺の掲示板」以来~目が行くようになっているのでした。
そろそろ年末感も増して、降雪も気になるようになっていますねぇ。
なんだか、まんま自分の日常みたいな感じです・・・。
「どうしようもない 私が 歩いている」・・・こんなのもありました。(^_^;)
悪童日記
2021年12月20日 ブログ
・・・戦争が激しさを増し、双子の「ぼくら」は、小さな町に住むおばあちゃんのもとへ疎開した。その日から、ぼくらの過酷な日々が始まった。人間の醜さや哀しさ、世の不条理~日々出会う非情な現実を、ぼくらは独自のルールにしたがって日記にしるす。戦争が暗い影を落とすなか、ぼくらは二人でしたたかに生き抜いていく。・・・(本書カバー)
ハードル高そうだなぁーと、思いつつ予備知識ゼロで読み出し、アッという間に読了・・・。
しかしながら、読後感はモヤモヤが多くスッキリしません。
・・・感情を定義する言葉は非常に漠然としている。その種の言葉の使用は避け、物象や人間や自分自身の描写、つまり事実の忠実な描写だけにとどめたほうがよい。・・・(P.43)
「ぼくら」が互いに作文(日記)を書き、評価する基準です。
そのためか?感情が感じられない、冷徹な表現が本書に満ちている。
確かに印象的な作品だとは思いますが・・・。
ハッキリとは書かれていないが、第二次世界大戦中のハンガリーが舞台だという。
戦時中も~戦後も、全体主義に覆われていた彼の地の実態は、このような小説から知るしかないです。
世の中全体が狂気に覆われていたためか、いくつもの衝撃的な内容もありました。
各エピソードのモデルとなった出来事もあったでしょう。
「ぼくら(人間)」が~過酷な環境下で、生き抜くためには必要なことか・・・。
小売業の正月休業
2021年12月19日 ブログ
12月17日(金)の日経紙朝刊「小売業正月休業広がる」の見出し。
・・・小売り各社の間で年始に休業する動きがる。食品スーパー大手のライフコーポレーションは2022年1月の正月三が日に約290の全店で原則休業する。イトーヨーカ堂は3割の店で元日に休業する。小売業の現場は新型コロナウイルスの感染対策も加わり、人手不足感が強まっている。働き方改革を進めて生産性を改善する。・・・
数年前から初売りを3日以降にする動きが顕著になっています。
商業施設の初売りをいつにするのか?で、カンカンガクガクした昔が懐かしい・・・。
やはり正月はのんびりしたい~です。
公共交通機関や電気水道等の社会インフラは、一斉にお休みするワケにはいかないが小売業は定期的に休業してもイイ。
コンビニも24時間年中無休でなくてもイイ~と思う。
働き手がいないとお店は開けられないですから。
イイ流れだと思いますが~。
後列のひと
2021年12月18日 ブログ
「後列のひと」無名人の戦後史 清武英利
第1章 君死に給う
第2章 新しき明日の来るを信ず
第3章 ススメ ススメ ススメ コクミン ススメ
第4章 おごりの春の片隅で
第5章 さよなら「日本株式会社」
第6章 身捨つるほどの祖国はありや
戦中から現在~日本を「後列」から見つめたノンフィクション集でした。(最前列だけど後列?みたいな感じも。)
各章のタイトルから、なんだか「憂国」を感じ取る・・・(現在に近づくにつれて、何かが「劣化」している?)。
・・・経済を動かすのはGNPであっても、日本人を動かすのはGNNなのだ。つまり、義理と人情と浪花節である。・・・(P.232)
組織は~社会は~世の中のすべての人たちによって、成り立ち動いているということを強く感じました。
組織に所属していなくても社会の一員には変わりない~何が欠けても社会は成り立たない
コロナ禍でクローズアップされた「エッセンシャルワーク(社会基盤を支えるうえで必要不可欠な労働)」に従事するのも「後列のひと」かと思います。
決して前面に出ることは無くても・・・藤沢周平の世界に通じるなぁ。
・・・最前列ではなく、後ろの列の目立たぬところで、人や組織を支える人々がいる。役所の講堂や会社の大会議室に集められたとき、たいてい後列に位置を占める人たちである。威張って壇上からモノを言う人間を、後ろの方から凝視している群衆でもある。彼らは、大きな何かを成し遂げたわけではなく、出世を遂げたというほどでもない。多くの見返りを求めないで、言葉少なに佇んでいる。・・・(本書カバー)