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月別アーカイブ: 2022年2月

如月 晦日 春よ来い

月末近くに降雪があったりと、2月はギリギリまで雪に振り回されました・・・。

そして、相変わらずのコロナ禍中。

コレには世界全体が2年近く振り回され続けています。

コロナ禍も雪が解けるように、いい加減~無くなって欲しい!。

加えて東欧では新たな問題が起きてしまったし・・・。

新型コロナウィルスのような、全世界がタッグを組んで当たらなければならない、エネルギーや環境悪化とか~次から次へと出て来る問題があるというのに。

 

誰しも自分が正しいと思っています。

そのために自ら正当化した「正義」を生み出すのだなぁ。

声が大きくなれば、その「正義」がまかり通ることも・・・。

 

・・・一刻も早く明るい光の「春」が訪れますように。


第三の嘘

「第三の噓」 アゴタ・クリストフ 堀茂樹 訳

・・・ベルリンの壁の崩壊後、双子の兄弟の一人が、子供のころの思い出の小さな町に降り立った。彼は少年時代を思いかえしながら町をさまよい、何十年も前に別れたままの兄弟をさがし求める。離れた地でそれぞれの人生を歩んできた双子の兄弟がついに再会を果たしたとき、明かされる真実と嘘とは?・・・(本書カバー)

 

ふたりの証拠」に続く「悪童日記」三部作の完結編~これで、すべてが明らかに・・・。

前作からの世界観は根底にあります(戦後~それも冷戦終了後に舞台が移っても、ドンヨリと雲が低く垂れこめているような感じ)。

本書の中心として劇的に描かれてもいい出来事のはずだが、なぜかベルリンの壁崩壊についての記述がありません。

双子の兄弟は、あまり影響を受けなかったのか?。

「ぼくら」・・・という表現もなくなり「私」が語る物語。

そして、双子の兄弟含め、登場人物は同じ名前なのだが違和感を感じます。

これはクラウス・リュカ(私)自身の真実なのか創作なのか?。

 

・・・自分の読み込みが甘いのかな?と思っていたが~巻末の解説で明らかになりました。

「第三の噓」~あらためて表紙を見ると~なかなか秀逸な?タイトルかもしれない・・・賛否両論。(^_^;)


ラーメン好き

久しぶりの定期観測店レポート?。

今年初めて~前回の訪問は、昨年11月くらいだったと思います。

定番の塩ラーメンにチャーシュー・煮卵・海苔を追加の自分スペシャル。

いつまで、こんなの食べたい!と思うのかと、実際に食べられるのか・・・と微妙な葛藤。

 

美味しくいただきましたが、やや味が濃かったかな。

次回からは薄味をリクエストします。

ごちそうさまでした。(^^)/

 

・・・拙ブログが本日12年目に入り、通算4,047回目の記事のようです。

内容はともかく、なんとか継続していますね。


敵に教えられる

「道をひらく」松下幸之助~敵に教えられる(P.178~179)

・・・己が正しいと思いこめば、それに異を唱える人は万事正しくないことになる。己が正義で、相手は不正義なのである。いわば敵なのである。だから憎くなる。倒したくなる。絶滅したくなる。

人間の情として、これもまたやむを得ないかもしれないけど、われわれは、わがさまたげとばかり思いこんでいるその相手からも、実はいろいろの益を得ているのである。

相手がこうするから、自分はこうしよう、こうやってくるなら、こう対抗しようと、あれこれ知恵をしぼって考える。そしてしだいに進歩する。自分が自分で考えているようだけれど、実は相手に教えられているのである。相手の刺激で、わが知恵をしぼっているのである。敵に教えられるとでもいうのであろうか。

倒すだけが能ではない。敵がなければ教えもない。従って進歩もない。だからむしろその対立は対立のままにみとめて、たがいに教え教えられつつ、進歩向上する道を求めたいのである。

それが自然の理というものである。共存の理というものである。そしてそれが繁栄の理なのである。・・・

 

40年くらい前に求めた「道をひらく」を、パラパラ見ていたらここで止まりました。

何故、そんな以前に手に入れたのか?よく覚えていないものの、現在も手元にあります。

熟成されてようやく飲み頃になったワインのごとく~味わえるようになった!ということでしょうか。

これは、現在の選挙ネタや緊迫する国際情勢にも通じるような・・・。

 

でも、なかなか松下幸之助翁のような心境にはなれません。


歌行燈・高野聖

「歌行燈・高野聖」 泉鏡花

・・・飛騨天生(あもう)峠、高野の旅僧は道に迷った薬売りを救おうとあとを追う。蛇や山蛭の棲む山路をやっと切りぬけて辿りついた峠の孤家(ひとつや)で、僧は匂うばかりの妖艶な美女にもてなされるが・・・(本書カバー)

 

「高野聖」「女客」「国貞えがく」「売色鴨南蛮」「歌行燈」~収録されています。

各作品は短編で読みやすい?と思いきや・・・手こずりました。

幻想的な「高野聖」のあらすじは本書カバーで、ある程度はわかっていましたが、他作品は字面を追うのが精いっぱい・・・内容がよく理解できない。

そこで、ネット上から解説・あらすじを探して見直すことにしました。

これではネタバレ~読んだことにはならないかもしれないが、あまりにも難解だったので・・・。

 

とりあえず?金沢三文豪(室生犀星・徳田秋声・泉鏡花)作品の一部にはふれたことになります。

芸能や文学の素養がないと読みきれないし理解できません。

当時の読者は教養あふれる層だったのだなぁ。

それぞれ名作過ぎて・・・なかでも泉鏡花がもっとも難でした・・・(>_<)。

タイトルにあるのに鴨南蛮がなんで出てこない?・・・と思っていたくらいですから~。


2022豪雪

またまたの降雪にウンザリ・・・毎日の除雪作業にですが。

もっとも、以前ほど除雪に時間がとられることはなくなりました。

いまだに「以前」の除雪思い出が過ぎるが・・・(^_^;)。

 

今冬は、かなりの積雪があります~シーズン前の長期予報的中。

スーパーコンピューターを駆使しての最新気象予報の精度は高いです。

当たってほしくない予報なんですけど・・・。

 

一応、雪国在住なんだけど雪に弱くなったなぁ~と思うことがあります。


あきない君

金沢尾張町あきない君の飴・・・だそうです。

中身はフツーのオレンジフレーバーの飴ですが、個装袋に描かれたキャラクターがおもしろい。

尾張町にある「金沢蓄音機館」の背後に控えるのが、その「あきない君」のようですね。

これがウワサの西洋音楽♪~と「あきない君」が蓄音機の音楽を聴いています。

「ねむい・・・」と鼻ちょうちんの「あきない君」・・・自虐ネタ。

商店の旦那さんが、舶来の蓄音機から流れるクラシック音楽を聴いていたら~のイメージかと思われます。

 

この「あきない君」を調べようとネットで検索しましたが詳細不明でした。

謎の「あきない君」・・・商売の「あきない」、商店街店舗の空ない・・・。

自虐ゆるキャラなれど侮れない「あきない君」です。


出資希望?

M&Aナンチャラコンチャラ~という会社からDMが届きました。

開封してみると、当社へ出資希望の企業があるらしく?詳細は面談の上で・・・との内容です。

そんなこと何処にも頼んだ記憶や記録もないのだが・・・(そもそも出資してどうなる?)。

そういえば以前にも同様の電話があったが、丁重にお断り申し上げております。(^_^;)

タマにこんな連絡ありますね。

そもそも、どこの誰ともわからない企業や人物と、いきなり面談を~と言われて、応じるところはあるのだろうか?。

ヘタに応じてしまったら、また変な案内や連絡の数が増えるだけのような気がします。

書面には、担当者と思われる個人名や連絡先が記載されていますが裁断処分に・・・。

 

でも、以前は当社も似たような営業スタイルをしていたこともあったなぁー。

いまさらだけど、受け手側の気持ちがわかりました。


シガラミとキズナ

また選挙ネタです。

誰を支持している?との問いかけに、やや遠慮気味に「いろんなシガラミがあって・・・」ということがあります。

ハッキリと支持表明すればいいんですけどねー。

 

「シガラミ」って「柵」って書くのを知りませんでした。

手元の辞書(デイリーコンサイス)には、①水流をさえぎるしかけ、くいを並べ竹をからませる ②まとわりつくもの~とあります。

・・・身動き取りづらいモノがある状態。

何となく口にしていたが文字にすると、閉じ込められている感が理解できました(今更ながら・・・)。

 

「絆(きずな)」という言葉も辞書によると ①動物をつなぐ綱 ②断ちがたいつながり~とあります。

②の方が強調され美しい意味で使われることが多くなりましたが、元々の意味は動物の行動を制限するモノ。

 

選挙が近くなると耳にする機会が増える言葉かも?。

田舎は、地縁・血縁が濃い面あるしなー。


選挙行こう

石川県知事選・金沢市長選・同市議補選が3月13日に迫っています。

少し前から、SNS上でも各候補予定者を巡る動静や、候補者を支持するような内容を見かけるようになりました。

ネット上の選挙活動らしき内容~はグレーゾーン?との思いは以前からありますが、問題になっていないところを見ると、とりあえずセーフなんでしょうね。(^_^;)

そして、候補者が多いということで、全国的にも注目されているようです。

失礼な例えながら、品揃え豊富なお店がお客さんに支持される人気店であるように、お客立場(有権者)としては選択肢が多いのは良いことかと・・・。

選ぶのに迷いますが、コレしかない~じゃなくてコレもアレもソレも~イロイロある方がいいに決まっています。

○○でいいだろう!○○にしなさい!~から、○○がいいと考えるので○○にします~へ。

失礼続きな内容でしたが、選挙らしい「選挙」が迫っています。


ブラックボックス

「ブラックボックス」 砂川文次 第百六十六回芥川賞受賞作

・・・歩行者用の信号が数十メートル先で明滅を始める。それに気が付いてか、ビニール傘を差した何人かの勤め人が急ぎ足で横断歩道を駆けていく。佐久間亮介は、ドロップハンドルの持ち手をブラケット部分からドロップ部分へと替えた。上体がさらに前傾になる。

サドルから腰を上げ、身体を左右に振って回転数(ケイデンス)を上げる。車体は、振られた身体とはほんのわずかだけ逆方向に傾くが、重心は捉えている。雨音の合間を縫うようにしてラチェット音が聞こえる。速度が上がるにつれて頬を打つ雨粒一つ一つがちくりとした痛みを伴うようになった。

信号なんかで足止めを食らいたくなかった。・・・

 

冒頭から緊張感・臨場感あふれ出ています。

自転車やライダーのヘルメットにカメラが付いている感じで、主人公と一緒に走っているような感覚。

転倒した際の痛みも~。

 

主人公のサクマは書類などを自転車で運ぶメッセンジャー。

収入は高くなく不安定なスポット仕事を請け負う個人事業主で、今風にいうならギグワーカー。

加えてコロナ禍が背景にあります。

サクマだけではない、多くの人が~若者が持つ不安、葛藤、怒りが、やがて許容量を超えて爆発・・・塀の中に行ってしまう。

客観的に見るとどうしようもない人物かもしれないが、自己責任だ!と片付けるには行かないような気もします。

 

・・・自分はずっと遠くに行きたかった。今もそのように思っている。ここで感じる不快感と安心感は両立している。・・・

 

人の心は「ブラックボックス」。

小説だと何となく推し量れるが、現実は自分自身も手を触れることができない面がある?のかもしれない。

仕組みは、よくわからないが動いている社会もそうかも。

現代社会は「ブラックボックス」だらけ・・・。


Coke is it!

「350だと少ない」という声も・・・スーパーから500ミリリットルのコカ・コーラが消えたワケ~というネット記事。

そうなんだ~と、アルビス笠舞店の飲料コーナーを見てきたら、500ミリ~しっかり陳列されています。

2リットル、350ミリ、160ミリ缶もありましたが、記事にあった700ミリは無かった。

メーカーが製造を止めたのではなく販売地域の特性に合わせているだけなんだが・・・何でも記事になります。

久しくコーラ飲料は飲んでいなかったなぁ。

おそらく、記事=PR用のタイアップ記事なんでしょうね。

久しぶりユーザーを掘り起こせたでしょうか?。

爽やかテイスティ・・・だけど、糖分多いから飲まなくなりました。


夢の中へ

コロナ禍の規制下で、外出機会が激減しています。

自宅と会社の往復が続く・・・。

 

近頃は、旅行へ行く夢をみる機会が増えたような気がします。

具体的な場所はハッキリしないが、何処かに向かう途中だったり、駅や空港らしき場所や温泉地?だったり。

誰かと会話もしているようなので一人ではなさそう(誰かは不明・・・)。

夢には願望や潜在意識が現れるともいいます。

旅行に行きたいなー、現実逃避かなー。


ゴミ当番・・・

久しぶりに町内会の資源ゴミ当番。

担当場所で朝7時から8時半まで滞在・・・晴れていたがとても寒い!。

防寒対策はしたつもりだったが、作業用の薄い手袋では手がかじかむのでした。

ジッとしていると寒いので、あちらへこちらへウロウロ~。

定時に撤収~戻って飲んだ熱いコーヒーが美味い!。

 

・・・当日の午後から回収容器やネットの後片付けをします。

当地は比較的に、違反ゴミは少ないがマレに変なモノが混じっていることもありますが~今回は無事?に任務完了。

年に数回程度、回ってくるゴミ当番・・・年配者はツライだろうなー・・・かといって、代わります!とも言わない自分がいます。

できる限り担ってもらうしかないのかなぁ。

 

住民向けサービスの地元負担です。

都心部のマンション等集合住宅は、時間を気にせずにゴミを集積場所に出せばいいが、当然ながら費用が発生。

ゴミ収集や道路の除雪作業の有無も、自ら行うか、誰かにやってもらうか?。

いつかは切実な問題になると思われる。


ふたりの証拠

「ふたりの証拠」 アゴタ・クリストフ

・・・戦争は終わった。過酷な時代を生き延びた双子の兄弟の一人は、国境を越え、向うの国へ行った。もう一人はおばあちゃんの家がある故国に留まり、別れた兄弟のために手記を描きつづける。厳しい新体制が支配する国で、自分がなにを求め、どう生きていったかを伝えるために・・・。(本書カバー)

悪童日記」三部作の第二作。

「ぼくら」の名前や、各登場人物の固有名詞が明らかに?なります。

アイデンティティが得られた・・・というか中身はどうであれ、国や言語を取り巻く環境が少しは安定してきたからでしょう。

戦後の混乱から「ハンガリー動乱」と思われる政変が物語の背景にあります。

そんな中でも、留まった「ぼくら」の一人リュカ(LUCAS)の生活環境が、以前よりかなり良くなっていて安堵・・・。

加えて15歳ほどなのに、幼い子を引き取って育てることになります。

本当に、あの「ぼくら」なのか?、なにか特殊な理由があるのか?と、勘ぐってしまう。

前作より安心?して読めるが、新たな謎が散りばめられています。

 

終わり間際に現れた、もう一人の「ぼくら」クラウス(CLAUS)でさらに???。


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