ボッコちゃん

「ボッコちゃん」 星新一

・・・そのロボットは、うまくできていた。女のロボットだった。人工的なものだから、いくらでも美人につくれた。あらゆる美人の要素をとり入れたので、完全な美人ができあがった。もっとも、少しつんとしていた。だが、つんとしていることは、美人の条件なのだ。ほかにはロボットを作ろうなんて、だれも考えなかった。人間と同じに働くロボットを作るのは、むだな話だ。そんなものを作る費用があれば、もっと効率のいい機械ができたし、やとわれたがっている人間は、いくらもいたのだから。・・・「ボッコちゃん」

 

有名な著者名を知ってはいるが、著作は未読でした・・・ということでショートショートの代表作を。

書かれた時代背景もあってか、科学技術・公害問題・人口(増)問題・・・について、ユーモア・ブラックジョーク・シニカルあふれた作品ばかりです。

人間の欲深さがショートショートから浮かび上がる!。

特に収録作品「おーいでてこい」「最後の地球人」は現代社会に痛烈です。

 

・・・しかし、頭はからっぽに近かった。彼もそこまでは、手がまわらない。簡単なうけ答えができるだけだし、動作のほうも、酒を飲むことだけだった。・・・「ボッコちゃん」

コレは・・・言い得て妙?他人ごとではない。