フキノトウ

明日(3月18日)から、彼岸の入りというのに朝から雪が舞っています。すっかり春気分の時期もあったのに、冬の寒さを感じています。でも花屋さん(フルールあかさか)は当然に春モードですし、食品スーパー(アルビス)内も春の食材が満載です。

また当パレット近辺で、雪の間から地面が現れている場所では、フキノトウが2月中旬くらいから、顔を出していますし、小さいツクシも出ています。やがて、春の装いに戻るでしょう。

当地(笠舞)は都心部に近いのに、田畑が多く、また小立野台の斜面は竹林や雑木林になっていて、原自然風景(?)があります。筆者は見たことがないですが、タヌキが住んでいるらしいです。そして季節は早いですが、子供会で「ホタル探検」もあります。

このように当地(笠舞)は寒い暑いだけでなく、居ながらにして、五感で季節を感じることが出来る、とても素敵な場所だと思っています。モチロン金沢周辺にはこのような場所は数多くあるし、居住している方々にすれば「うちの場所はいい所」という思いは、きっと皆さんがお持ちだと思います・・・。と、フキノトウを食べながら「春」を味覚で感じたのがキッカケで、いろいろと感じたことを書きました。

現在、日経紙に連載している「等伯」の3月5日分に長谷川信春(等伯)が、七尾から追放され親子三人で都へ向かう部分の内容に「~そうした危険に直面して初めて、これまで故郷や家にどれだけ手厚く守られていたかに気付いた。飢える心配や凍える不安に悩まされることなく暮せたのは、地域を守り家を守ってきた者たちの努力があったからである。~」というくだりがありました。

筆者は、食い意地が張っているので、食べ物から地域を感じたのですが、信春一行は強制的に出されて地域を顧みています。

たまたま、この部分が印象に残ったので切り抜きをしてあったのですが・・・現在、国内で起きている事柄にダブらせてしまい、いろいろと考えてしまいます・・・。

春らしい話で、まとめたかったのですが~また、あらためて書きます。