伝統文化の話
石川県中小企業家同友会 金沢中央支部 濱本Gのグループ会に参加。
石川県立美術館 館長 嶋崎 丞 様のお話を拝聴します。
館長に就任して50年!になるとか。御年80歳でとても、お元気な館長さん。
「百工比照」という言葉は、教科書の中でしか聞いたことがなかったです。
加賀藩歴代藩主は徳川幕府との関係に配慮し、軍事ではなく工芸へ注力したため「加賀蒔絵」「加賀友禅」等、現在に伝わる工芸品文化を築いたとのこと。
かつて、金沢の”職人”は技術だけではなく、謡(うたい)を嗜んだりする習慣があったそうです。
「空から謡が降ってくる~」という例えは、植木職人さんが木の上で謡っていたからだとか。
工芸品という品物だけが伝統文化なのではなく、品物を使用する文化・習慣(茶道・華道等)との両方が揃わないと、後世まで伝わる文化とはならないのか~。
こういうのが一番、ご縁がなかったりします。
今さらながらですが「金沢」で生まれ育った幸せと・・・同時に一種の責任(伝統文化を伝えていく)みたいなものを感じたグループ会でありました。