僕は君たちに武器を配りたい
なかなか刺激的なタイトルの本。
登録してあるメルマガで紹介されていたので、早速読んでみました。
「僕は君たちに武器を配りたい」 瀧本哲史 著
就活中の大学生や就職して間もない社会人が対象の本のようですが、とてもディープな内容ばかり。
コモディティ(commodity)日用品という概念があるそうです。
商品・製品・サービス、そして働くヒトまでも含め「スペックが明確に定義できるもの」「個性のないものはすべてコモディティ」となるそうな。
一定のレベルを満たしていれば品質は関係ない。
他に供給者がいれば、それはコモディティ。
結果、徹底的に買い叩かれる・・・。
牛丼チェーンの価格競争が例に挙げられていました。そして、ヒトもその対象になってきた。
数々の資格を有していても、全世界的にみれば人材もコモディティ。
TPP交渉に代表されるように、資本主義社会のグローバル化は、ますます進行していく・・・。
衝撃的です。全てが、直ちにそうなることはないですが、いずれそうなるでしょう。
で、その対策はどうする?ということで、様々な「武器」について述べられています。
実は、ショッピングセンターを始めとする商業施設は、既にコモディティ化しています。
何処でも、ほぼ同価格で、ほぼ同じモノが買える。違いは新旧・規模・店舗数・立地だけ。
商品だけ見れば、ネットショップの方が安く買えることもあります。
武器は配られました。武器は使い方の手引き書もあります。同時に自らを傷つけるリスクもあります。
そして、あとは実践あるのみ!。
~後記~
ブログ記事を書き終えて、昨日の記事が目に入りました。
なんだか正反対の内容になってしまいました。
本書の考えに同感できる部分は沢山ありますし、これらが現在から将来への主流になるのでしょう。
でも、お互いに「おかげさんで~、あんやと~。」と言い合える関係や社会は、大事にしたいです。
・・・甘ちゃんかもね。