ビール街
何とも楽しそうな?町の名称です。
「食は語る」ウィリアム・ホーガス「ビール街」
デップリとした人々が、大きなジョッキでビールを飲んでいます。
何とも能天気な光景。裕福なのでしょう。
「ビールはこの国の幸せな産物。たくましい体力を作り、疲れと苦しみで傷ついた心を励ましてくれる」 ホーガス
これと正反対の町が隣にあります。「ジン横丁」
何とも・・・オドロオドロしい悲惨な光景。
左側のイカツイ顔の、お大尽は質屋。この町では大儲けだそうです。(ビール街では看板が傾いている。)
ジン・・・はあまり飲みません。個人的にどうもクスリくさいのが苦手で。
かつては低所得層の飲み物として、下世話なお酒とされていたそうな。この絵のような背景があったのだなぁ。
現在、よく飲む機会のある焼酎も、以前のイメージは良くなかったハズ。
ホッピー&焼酎もビールの代用みたいな感じだった。今ではビールより健康的だと・・・云う。
2枚は社会状況を諷刺した絵です。いつの時代も陽が当たる部分と陰の部分があります。
企業や人物がメディアに華やかに取り上げられる時と、正反対の時があることや、メディアが大きく報じることで、世の中のほとんどが、その傾向にあると思い込んでしまうことも~。
「ビール街」というタイトルが目を引きますが、物事の見方も味わうことができたかな?。