楽して儲けたい?
定期的に届くメルマガにP・F・ドラッカーの言葉が紹介されていました。
~「売上」とは異常事態、利益が出るのは正常の状態ではない。~
利益(Profit)とは人間の努力から生まれ
損失(Loss)という正常な状態を覆すことから生ずる。
物事がすべて純粋な確率(Probability)に基づいて進行するとすれば、正常な状態とは損失である。
すなわち、利益は発生しないはずである。
こうした正常の確率を逆転させる事こそ、経営者やマネジャーの任務なのである。
モノを並べて置くだけだと、そのうちにホコリを被ったり、場所によっては日焼けします。
生ものだと腐ってしまう。
これが自然で正常な状態。
そうならないように、清掃したり、手をかけ、商品価値を高めて出来るだけ高価で販売することで利益を生む。
これが、異常な状態(仕事)、仕事は大変。
・・・と当たり前のことです。
~「楽して儲けたい」という気持ちは誰でもあるが、
「利益が出る」こと自体が自然じゃない”異常事態”なワケですから
「仕事=利益を生むこと」が大変になることは当然。
「楽して儲かる」ことは、あり得るが、どこかで組織の体制を蝕んでいる”無理”や”齟齬”が生じている。
利益を考えずに安売りしているとか、人員・設備が過剰だとか・・・。
破綻した~しそうな市町村が多いのは?。
大企業が巨大な赤字を抱えているのは?。(大企業でなくても・・・)
と、このような解説がされています。
利益を生むことは、大変なこと、仕事は大変。
仕事が辛いと悩むことが企業活動に従事するあるべき姿?。
「利益が出るのは正常の状態ではない。」・・・は、”仕事が大変である”ということを証明する的を得た名言である。・・・と締めくくられていました。
また、ドラッカーは「仕事ができる人は仕事を楽しむ。」とも言っています。
すべてが面白いわけではない。決まりきったこともしなければならない。~
ピアノの巨匠は毎日3時間以上弾く。
面白くはなくとも、40年経ってもさらに進歩していることを実感する。
あるピアニストは「指に命が宿るまで」といった。
決まりきったことでも楽しむことはできる。~
大変なことでも、楽しむことができるように・・・・なりたいな。