難しい本
「新しい市場のつくりかた」 明日のための”余談の多い”経営学 著者 三宅秀道 読了。
ハードカバーで400ページ近くあるので、「手強いかな・・・」と感じましたが、サブタイトルのとおり”余談”を楽しんで読めました。
大小様々な製造業・サービス業を、調査・取材し書かれた本書。
日本の「技術神話」「ものづくり」は素晴らしいが、先端技術を編み出すだけではなく、その技術やモノを組み合わせたり他の使用法を探って、新たな市場=欲しくなるモノ・サービスを創り上げていきましょう!、が主題かと思います。
例えに挙がっているのは・・・
ミシュランのガイドブック
ウオッシュレット
プールの水泳帽
オフィスチェアと車イス
HDJ(ハーレー・ダビッドソン・ジャパン)の店舗展開
私鉄の沿線開発 等々・・・
“楽しく”は読めましたが、製品やサービスが生み出す新たな文化、ライフスタイルの数々、また、もっと大きく「まちづくり」の範疇をこえるような社会環境づくり・・・まで思考するのは凡人では、なかなか至りません。
外に出て実際に見たり聞いたりして、いろんな人と話をし、コミュニケーションをとる中で、気付きや発見を得られることがある!。
それが「新しい市場」を見出すポイント~。
これかな?、モチロン問題意識は持っていないとイカンです。