弥生 朔日
日経紙朝刊に連載中の「黒書院の六兵衛」(浅田次郎)が佳境に入ってきた?。
回想シーンが多く、なかなか話が進まないので、この話のオチは何か?果たして終わるのか?、と思っていました。
ここへ来て、急展開の「六兵衛ワールド」に引き込まれています。
思い返せば拙ブログのスタート時は、第148回直木賞を受賞した「等伯」(安倍龍太郎)が連載されていました。
「等伯」の権謀術数や合戦シーンに、ドキドキしながら毎日、楽しみにしていたな~。
その反面、連載時に起きた東日本大震災当時の状況と、「等伯」の場面を重ね合わせて読んでいた記憶もあるので、この作品(製本された書籍)を見るだけで、2年前に引き戻されてしまいます。
作者の安倍さんも、連載時に東日本大震災が発生し、連載を続けていいものか・・・との葛藤があったと述べられていました。
期せずして作品に厚みが増したということでしょうか・・・。
さて、光りあふれる3月が始まりました。
・・・来年の今頃は、どのような「六兵衛ワールド」が思い出されているのでしょうか?。
明るいイメージと重ねればいいな~。(未だ連載中だったりして・・・。)