週のはじめに考えさせられた

4月14日(日)の北陸中日新聞社説、「攻めの農業という前に」から。

 

・・・作り手は規格にあった品物を効率良く育てて淡々と送り出す。

買い手の側は値段の安さをひたすら求め、消費する。

その繰り返しでは農業の持続可能性が、もう保てないということを・・・。

二月の終わり、第七十二回中日農業賞授賞式のあいさつで、審査委員長の正源寺真一・名古屋大学教授が言いました。

「世界一鋭敏だった日本人の食べる力、味わう力が、衰えているような気がします。」

農学者が消費者の心配をしています。・・・

 

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抜粋前段の”規格にあった品物を効率良く・・・値段の安さをひたすら求め、消費する。”は、農産物だけではなく、工業製品全般にもいえます。

農産物は”生き物”であり、工業製品とは違うのだが・・・。

そのような農産物を摂取し続けたことも、正源寺教授の言われることに至った原因の一つかもしれない。

また、工業製品も同様の繰り返しでは持続可能性が保てないのではないか?。

 

海外富裕層向け高級農産物の輸出や販売の好調が報道されて、華やかな面ばかりに目が行きますが、地に足が着いた活動を考えていくことに気付かされました。(農業だけに・・・。)