駅前シネマ
石川県中小企業家同友会 経営教養委員会 「この人に会いたい」に参加。
会いに行ったのは、北陸で唯一?の成人映画上映単館「駅前シネマ」の支配人、藤岡紫浪さまです。
その存在は知ってはいるものの、訪れる機会が無かった、あるいは避けて?いたのか~。
映画は、次の機会に見る?として、昭和テイストあふれる映写室を見学させていただく。
また最近では、アニメ映画にも登場し、密かにマニア向け観光地にもなっているらしい。↓
実は、成人映画の製作現場からは、著名な映画監督が多く輩出されている。(一部のアクターも・・・。)
高画質テレビ・ビデオDVDの普及で市内の映画館は無くなっていき、映画を観るのは、ほとんど大手資本のシネコン。
そして、かつて学校で配られていた映画鑑賞割引券も教育的指導で無くなってしまった。
映画そのものも、興行収入を気にしてテレビドラマを映画化したような画一的な作品ばかり。演じる俳優もしかり・・・。
リアリズムのないアニメばかりが脚光を浴びるのは、日本文化(映画)の衰退を招いている~と、映画界の現状を憂いています。
現在は、世間の平均から外れたマイノリティ?(女装癖・同性愛者等)の方々や、ご家庭内で居場所がない?ご年配層が、主な固定客という。
一般的には煙たがれるが、いろんな人がいるのが社会というモノ・・・と語る、藤岡支配人の言葉は印象に残ります。
歴史上、社会から疎外された部分から生まれた文化も数多くある。
まちや文化の振興には、アングラ的なものは必要!。
サラッ~とお話されていますが、映画はモチロンのこと伝統文化にも造詣が深くないと、述べられないことばかりかと思われます。
講演後の懇親会でも、映画の話題で大盛り上がり!。ありがとうございます。
駅前シネマは文化の伝道者かつ殿堂!・・・しかし、支配人さんを承継する人物が不在だそうです。
将来の金沢における映画文化はどうなっていくのか?。
映画はあまり見ないが、少しは見るようにしようかな。