ようこそ、わが家へ
「ようこそ、わが家へ」 池井戸 潤 著 読了。
ブレイク中のドラマ、「半沢直樹」の原作者の最新刊で即購入!・・・してあったのだが、読み終えるまでに時間がかかってしまいました。
ミステリー仕立てというのがチョッと気になって、すぐには読み出せなかったのでした。
かつて、海外ミステリーを読んで恐ろしくて、オゾマシクテ、夜中には読めなかった・・・というトラウマみたいのがあったモノで・・・。
この作品はノッケから、主人公と気色ワルイやつが遭遇する場面から始まります。
誰もが経験したり、見たことがあるような場面。
この時点で、イッタン読むことを停止して、他の本を先に読むことにしました。
その後、意を決して?勇気をふりしぼり再度、読み始めました。
大げさだけど、マサにそんな感じです。
どちらかというと、気弱でウダツノあがらない主人公。
自分自身と重なる部分も・・・。
読み始めると~その後は、池井戸ワールド炸裂!です。
金融絡みの社内不正あり、小憎らしい敵役あり、こころ強い味方あり、家族の団結あり~。
結末までたどり着くのに、さほど時間はかからなかった。
名無しさん(ストーカー)の正体とは一体?。
本作の主人公から見れば”相手”は「名無し」だが、主人公も、この”相手”も、お互いに遭遇することがなければ、大勢いる「名無し」の一人でしかない。
誰しも、被害者や加害者になる可能性があるということか。
やっぱりコワイ話ですわ。