十年。
I百貨店の新聞広告です。
十年。
書籍はタブレットになった。映画は3Dになった。
いいね!は挨拶になった。Wi-Fiは空気になった。
クルマはエレクトロニクスになった。宇宙ステーションはノンフィクションになった。
ジャパンはクールになった。絆は力になった。異常気象は日常になった。
エコは必要条件になった。アスリートは海外名門チームのユニフォームを着るようになった。
育休は男性の権利になった。
MADE IN JAPAN は誇りになった。
この十年。
嵐のようなデジタルの加速の中で。人知をねじ伏せる自然の力に向き合って。
自らの営みである経済動向に揺さぶられながら。
社会は、人間は、中でも男達は、強くなれただろうか。賢くなれただろうか。
よりよい明日を見失わず、それを信じて何度も立ち上がる気力と体力を身に着けただろうか。
そしてファッションはその胸を張り、背中を押し、時に心癒す、美しい力になっただろうか。
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息を整えよ。目を開け。魂の目を開け。未だ光は訪れなくとも、はっきりと見えるだろう。
今日の続きではない明日が。
誰のでもない、その手で変えていく、つぎの十年が。
カッコいいコピー。
10年間の中でも、ここ数年のうちに大きな潮流になったコトばかりだが、その下地は前の ”十年” で仕上がっていた。
連綿と続く人々の営みが、とてもステキに表されていると思います。名言!。
ファッションに興味がなくても引き付けられますね。
問いつづける。変わりつづける。
こうありたいなァ・・・とムタムタと思う。