心を通わす
これまた、タイトルだけで選んだ本。
「痴呆老人」は何を見ているか 大井 玄 著
正直に言います。
仕事柄、タマ~にこのような方と接する機会もあったりするので、より良い対応法のヒントが無いか~が、この本に気付いたキッカケでもありました。
哲学、医学、社会学~宗教も交えて、”痴呆” に取り組んだ内容・・・、ムズカシ。
周囲との関係、環境によって言動や症状の出方が違うらしい。本人が「安心」できる環境が用意されているか否か・・・。
当初、「痴呆老人」対策?(ゴメンナサイ!)という見方で読み出しましたが、そんな狭義な中身ではナカッタ。
「痴呆老人」を通して個人の老齢期だけではなく、日本人としての「私」~すべての人と社会の ”つながり” から、現代社会の脆弱さを指摘します。
痴呆~ボケ~に対する偏見や誤解?が少しは解れた気がします。
しかし、何となく分かったような気がするダケなので~再読しなければ。
~われわれは皆、程度の異なる「痴呆」である。~らしいので。