師走 朔日
早くも12月です。
毎度のことながら、楽しく?やっていきたいと思います。
さて、久しぶりに歴史モノ読みました。
「とっぴんぱらりの風太郎(ぷうたろう)」 万城目 学 著
ワリと宣伝されていて(話題作なのか?)、タイトルを知っていたところに、書店で平積みされていたのを手にしました。
ぶ・・・分厚いな・・・、タイトルは軽い感じなのだが・・・。
最後までたどり着けるか?、と一瞬思ったがワリとスラスラ読めました。
時代背景は、戦乱の世が治まりつつある、大阪冬の陣~夏の陣。
ニート伊賀忍者”風太郎”が、”ひょうたん”に出会ったことで巻き起こる、ファンタジー歴史小説。
今風の描き方でしょうか~、躍動感あふれる合戦や決闘シーンはとてもイメージしやすかった。
加えて、主人公が成長?していく様は、ロープレゲームやアニメ感覚。
そして、テーマパークのアトラクション感覚。
忍者は歴史の表舞台には現れない存在です。
このような史実があったかもしれない・・・と思うのも物語の楽しみ方。
ニート忍者から歴史の証人となった”風太郎”はどうなってしまったのか・・・。
とっぴんぱらり~とはいかないエンディングが印象に残りました。