言葉のカタチ
~初めに言葉があった 十選~
「空也上人立像」
空也上人が、”南無阿弥陀仏”と唱えると六字の名号は阿弥陀仏になったという・・・。
実物は拝見したことはありませんが、とてもビジュアルインパクトある彫像。
声を書き残すのではなくカタチにするという発想は、美術とか芸術を越えた深い信仰心が成せるワザ。
上人から発せられた名号が阿弥陀仏を表すというのが正しい見方なんですが、初めて見たときは反対に、”何か”が上人の中へ入っていく~と思っていました。
なんでも、画像や映像をデジタルで記録してしまう現代。
相手に伝わる~のは、寸分違わぬ正確な記録だけではなくて、”伝えたい気持ち”が添えられているかどうか?なのかな~なんて、ムタムタと思う。