1984
日経新聞文化面「世界を変えた広告 十選」から~。
このとてもカッコいいCM、初めて知りました。
CM製作はタイトル通り1984年と30年も前の作品ですが、ネットにアップされた動画をみると作品の世界観(1984)がとても上手く現れていて、時代を感じさせないほど洗練されている!。
記事にもあるように「世界で最も有名なテレビCM」だと思いました。
アップル社のマッキントッシュのコンセプトは、大企業しか持ち得なかったコンピューターを、誰もが自由に楽しめる~パーソナルコンピューター社会へのブレイクスルー。
同時に、「1984」のタイトルからは、PCメーカーでありながら人間がコンピューターに管理される社会への警告と抵抗が感じられます。
そして、ビッグブラザーに立ち向かうヒロインのランナーは1984年に開催されたロスアンゼルス五輪の象徴でもあり、東西冷戦をも打破できるという期待を五輪とPCに重ねていたのかな?とも・・・。
見るたびにいろんな解釈ができて、まるでスルメのようなCMなのでした。