裏東山
石川県中小企業家同友会 経営教養学部 石川たんてい学(まち歩き)。
今回のお題は、『裏東山ってなんだ?』 <新幹線時代の金沢>の未来が見える・・・。
★歩いたこともない曲がりくねった小路・・・でもなんだかデジャブのように懐かしい。
江戸から残る迷路のような裏通りが今も残る東山界隈。
しかし今、路地裏が変わろうとしています。町家をリノベして数店舗が集まるシェアハウスが生まれるなど、東山の裏通りは、表通りより面白いかも。
と、いうことで東山在住の建築家 奥村さまに水先案内をお願いしてゾロゾロと、おとなの遠足開始!。
最近は、散策(遠足)づいてますねー。
町家改修に携わっている方なので、建物の歴史・行政支援制度のとても詳しい解説を聞くことができます。
クルマが入れない道幅の小路が続きます。
このような機会がないと訪れることはなかったでしょう。本当に穴場的スポットが点在しています。
ご好意で普通に生活されているお宅を見学させていただきました。
かつては古臭くて使い勝手が悪い・・・と否定的な見方をしていたが、懐かしい・こころ安らぐ・・・。
とても貴重な体験。
「京都のまち並みがイイな~と思っていたが、裏通りを歩いてみたら金沢の方が味がある!。」との感想が聞かれました。
同感です!。
そして、あらためて気付きました。町家は東山界隈だけではなく、市内各地にあることを。
小立野界隈にもあるし、市内だけではなく県内各所の旧市街地に多くある。
すぐ近くには、知らなかった、または忘れてしまっていた地域の資産が数多くあるのだな~。
この辺りは住宅地なので、観光(非日常)と生活(日常)が同居しています。
また、観光目当ての改修がアチラこちらで進む一方、手付かずの家屋や無人の家屋があるし、更地で草生しているところもありました。
「表」には無い「裏」の顔。
「裏」は統制が取れていない、混沌としたアンバランスな空間~「アウターリミッツ」の世界。
マサに黄昏時が似合う、「トワイライトゾーン」に紛れ込んだ、ひと時だったのでした。
散策後の東山Nightもトワイライトゾーン・・・・。