SHIZUOKA
セミナー参加のため久しぶりに県外出張。
おそらく、初訪問の静岡市まで。
パネルディスカッション「持続可能な発展と企業経営」を聴講します。
実はテーマの中身より、パネラーに坂本光司氏(「日本でいちばん大切にしたい会社」著者)と磯田道史氏(「武士の家計簿」著者)が参加されているので、お二人が何を話されるのか?、その内容を是非とも聴きたかったのでした。
坂本氏の講話を聞くのは、2回目です。
コーディネーターと他2名のパネラーは大企業のトップの方ですが、相変わらず?大企業には辛口な論調です。
パワポを使ったトップの皆さんの話は、フローチャートや概念図を多用し、とてもスマートだが、こころに響いて来ないな~。
とっても教科書的で、経済雑誌や新聞に載ってるような内容。
一方、坂本氏はパワポを使ってはいるものの、要点まとめのみ。
現場志向なので、やはり一目見てサッ!と理解できることが大事なのだな。
磯田氏はコメントのみ。
持続可能社会の実践者として、徳川家康を挙げて、江戸幕府が長く続いたのは人を幸せにすることの大切さに気付いていたから~。
また、薩摩藩の詮議教育にも触れていました。
あり得ない状況を想定させて、的確で具体的な行動や考えを答えさせる。
磯田氏曰く、脳みそがちぎれるくらいに考えさせる(!)ことで、明治時代を担った人材を輩出した、といいます。
そして、ご自身でも述べられていました。
「徳川政権が長期間持続したといっても260年間。歴史学者は、1,000年~2,000年間で物事を見る・・・。」
歴史を顧みていると、現代の政治や経済がいうところの、「持続可能な発展」というのは、とても短期間なモノの見方でしかない?。
セミナー会場近くに立つ家康公の像です。
これらのパネルディスカッションは、家康公にも聞こえたのでしょうか。
聞いていたなら、どう思われたのか?聞いてみたいな~。