空想・無国籍的工芸
~加賀工芸の今昔 十選~
「更紗蒔絵十字架」 雲龍庵・北村辰夫
金沢21美に収蔵されている現代蒔絵作品だそうです。
漆工芸工房を主宰する作者は伝統工芸でありながら、海外の高級時計メーカーと共作した、時計文字盤に蒔絵を使った作品を発表したりしています。
この十字架も宗教性はなく創作工芸?的作品。
「聖杯」と名付けられた↓こんな作品もありました。
歴史的作品風だが、つい最近に製作されたモノ。
モチロン、現在から将来に亘り、作品のもつ歴史的価値は間違いのないモノでしょう。
工芸素人には、美しく(実物は未見だが)、作品価値が分かりやすいのでした。
伝統・・・にアグラをかくことなく、時代の要求に沿って需要を産み出し、将来への技術の継承の為にも、これらの作品の存在や価値はあるのだろうな。