ファストファッション
「ファストファッション」 クローゼットの中の憂鬱 エリザベス・L・クライン 著・鈴木素子 訳を読みました。
流行最先端の服が、安価で手に入り、ファッションを楽しむことができる現代。
服のデザイン、縫製、生地、原料素材と遡っていたら、過酷なコスト削減、過酷なノルマが課せられた縫製現場がグローバルに展開していたという話。
食べ物同様に、服も地産地消しましょうよ。
多少高価でも、いい服を大事に修理しながら着ましょう。
スローファッションを目指しましょう、という内容でした。
興味深く読めたが、人気ファストファッション店批判が目立ったかな。
テーマとしても目新しいモノではない。
う~ん、ハードカバーでなくてもヨカッタかも。
誰かがイイ気分で楽しんでいる裏では、誰かが苦労している。
安価で品質の良い品が豊富にあることが、豊かな社会の一要因のハズなのだが~。
現在の経済システム下では、大組織や社会を動かすには、莫大なお金が必要です。
お金を産み出すには、どこかから搾取するしかないのか。
気軽に買える服の背景は重かったのでした。
小さい組織や小さい社会なら、搾取しなくても身近で調達できる?。