ディープなムーミン谷

某国営放送に著者が出演されていたのを聞き、興味を持ったので読みました。

「だれも知らないムーミン谷」 孤児たちの避難所(シェルター) 熊沢里美 著

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ムーミン谷とはご存知のムーミンたちが住む場所です。

アニメのムーミンしか知らないが、フィンランドの作家トーベ・ヤンソンが書いた児童文学作品が本家原作ムーミン。

ムーミンはムーミントロールという種族の精霊だそうです。

カバではなかったのでした。

 

ムーミン谷は周りを豊かな森に守られ、見知った者同士だけが仲良く暮らすとても安全な場所。

また、ムーミン谷にはスナフキンのようなムーミン族以外の種族も住んでいることから、他種族への偏見や差別をすることのない社会が築かれています。

 

しかし、アニメのようなほんわかムードのムーミン谷以前には、さまざまなドラマ(黒歴史!)が存在した!・・・という内容でした。

 

確かアニメでは、ムーミン谷に冬が訪れると、ムーミン達は春まで冬眠する内容があったような記憶があります。

フィンランドで描かれた作品だけに、冬は活動が停滞する季節なのか。

本書でも厳しい自然環境がモチーフとなった精霊が紹介され、それらは原作中でムーミン達を困らせることもあります。

原作は、北欧の厳しい自然のなかで生きる人々を、ムーミンというキャラクターに置き換えた一大叙事詩だった?。

マア~、ここまで深掘りしなくても純粋に児童文学として楽しめばいいんではないか?とも思いましたケド・・・。

 

メジャーな登場キャラクターは思い出せるが、フィリフヨンカとかトフト・・・とか知らないキャラクターも多数登場。

 

版権の問題でキャラクターを掲載できなかったのかもしれないが、書中にイラストが載っていたらもっと楽しめたハズ!。