朗読を聞く
金沢販売士協会 7月例会が開催されました。
今回は、石川県四高記念文化交流館を初めて利用します。
建物前はよく通るのだが、中に入る機会はほとんど無かったのでした。
廊下を歩いていると学校だった当時の学生気分になれる?。
また、近代が舞台の映画の登場人物にも・・・。
さて、例会は~朗読劇 「金沢城 嵐の間(抄)」(安部龍太郎 著)を聞く~。
本作は以前に読んだことがあり、あらすじはオボロゲニ憶えているかな。
朗読はナレーター・音声学講師・俳優の林 恒宏さまが行います。
四高記念館の建物は学校だっただけに声の響きがイイそうです。
~黒漆塗りに金泥の縁取りをほどこした駕籠に乗り込むと、わずかの間をおいて戸が閉められた。
共侍の掛け声がして駕籠がふわりと浮き、金沢城二の丸御殿を出て甚左衛門坂をくだっていく。
太田但馬守長知(おおた たじまのかみ ながちか)は下がり紐をにぎって前に傾きそうになる体を支えながら、駕籠の揺れに身をまかせていた。~
登場人物ごとに声色を変えていきます。
読んだことを少しづつ思い出しながら朗読とリンクさせて・・・。
音声が前面から迫ってくるので、目前で立ち回りがあるような臨場感があります。
芝居や映像化されているより迫力がある。
知識を総動員して最高・最適の情景や想像が脳裏に浮かびます。
ドキドキ・ハラハラのうちに朗読が終わりました。
朗読者の林さまはモチロンお疲れでしょうが、聞き手も疲労感が少しばかり・・・。
会場演出とも相まってスバラシイ朗読劇でした。
ありがとうございます。
歴史分野とは違ったジャンルも聞いてみたいな~。