ゼロの残照

ゼロの残照~大日本帝国陸海軍機の最後~Meatballs and Dead Birds

太平洋戦争終戦後の厚木海軍飛行場や調布陸軍飛行場等で著者によって撮影された、航空機の残骸の写真集です。

 

当たり前ながら、戦争の現実を知りません。記録小説や映画等で知るのみです。

戦時中が舞台の映画が話題になりました。最近の映画はとてもリアリティを追求しています。

でも、実物にはかなわない。

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多くの資金と人材と資材と英知を結集して完成した軍用航空機。

カッコいい優れた航空機も新品であろうと、用済みになればスクラップ。

折れ曲がっていたり、翼が無くなっていたり、ひっくり返っていたり。

残骸ばかりの、この写真集を見ていると、当時その場に居合わせた方々は何を思ったのだろうかと想像。

脱力感?安堵感?さらなる疲労感?・・・。

被写体の写し方もあって、時を超えてその場に居るようなリアルさを感じました。

 

Meatballsは、ミートボール=日の丸。

敵方を見下す言い方。今では使われてはいないでしょうね。

 

Zeke(零式艦上戦闘機「零戦」)・Frances(陸上爆撃機「銀河」)・Frank(四式戦闘機「疾風」)・Jack(局地戦闘機「雷電」)・・・。

 

この本は衝動買いしました。とてもマニアックなネタ!。