霜月 朔日
霜月(11月)が小雨で始まりました。
今年もあと2ヶ月・・・早くも気ぜわしくなってくる?。
コレも今さらながら、「人間失格」太宰 治 作を読みました。
初めての太宰作品。
全部で3作品が収められているが、表題作で気疲れ・・・です。
タイトルからして衝撃的。
人間の内面や弱さが描かれている。
不幸の数々を一手に背負い込んだ・・・いや、自ら招き入れてしまった葉蔵。
その主人公のとてもドロドロとしたグロテスクな内面。
これは作者自身の自伝小説。
でも、これは小説だ~他人ごとだ~とは、言い切れない面もある。
ひょっとしたら自分のことか・・・?。
戦前~戦中の時代背景もあるのか、全編を通してモノクロ~薄墨色の世界です。
暗雲立ち込める、ドンヨリ~とした読後感。
他作品に取り掛かるのには、間を空けた方がいいかもしれないな~。
月初にしてはとても重~い内容でしたね。