経済と人間の旅
「経済と人間の旅」 宇沢弘文 著 を読みました。
・・・というか、取りあえず巻末まで文字を追った、と言った方が正確。
ムズカシ過ぎました。
小難しい言葉や人物名が数多く登場!。
なんせ、マルクス経済学~近代経済学~遥か昔に聞いたことがあるな~なんだっけ?程度のレベルなもので・・・。
ワカランなりに読んだ感想。
いろんな考えや理論はあるが、あくまでも机の上の学問。
実際は理論通りには行かない。
理想とされた社会主義も破綻してしまった。
資本主義も・・・。
経済学は学問ではなく、人間がより良く生きるための指針とならねばならない。
日本を代表する経済学者だった著者が語る、「経済」に振り回され、効率の名の下に人をないがしろにして来た(している)現代社会への批判と反省なのか・・・と。
生産、消費を問わず全ての経済活動を行うためには、大気、水等の自然資源、また道路、下水道等の社会資本から教育、司法制度にいたるまでの様々な、「社会共通資本」を使用しなければならない。
このような「社会共通資本」から受ける利益に見合う額だけを社会に還元する必要がある。(P142)
取るばかりではバランスを崩す。