欲求の見える化
会計事務所さんのセミナーに参加しました。
業績評価・分析手法のバランススコアカード解説です。
よくある問いかけ、「お客さまは何を求めているか?」についての考察。
「顧客の視点」・・・お客さまの立場になって考える~といいながら、結局は売り手側の見方しか出来ない現実・・・。
今回は、~衣服を選ぶ~というアンケート書式を体験しました。
自分が衣服の購入や選択についてどのような基準で選んでいるか?を20個問われ、それぞれを5段階評価で回答します。
回答後、配点に従って分析結果を出す。
「流行性」・「機能性」・「適切性」・「経済性」に分かれた結果から、回答者は衣服を選ぶ際に何を重視しているかは一目瞭然。
簡単ながら具体的で分かりやすい。
「顧客の視点」を探る、アンケートの有効性が理解できました。
ただし、実際はサンプル数とアンケートの質問事項、対象範囲は要検討ですね。
自分では何となくそうかな~の考えが、点数化(見える化)されました。
自分の場合は「適切性」重視でした。
①TPOをわきまえた自分である。②自分らしさを知っている。常識人じゃわい。
自分に望ましい結果をもたらせてくれる服装を選んでいる根底には、選ぶ人物の欲求が潜んでいるのでした。
「適切性」は社会的欲求になるのですかね。
この場合の「顧客の視点」は、『衣服を買う』ではなく、『TPOをわきまえた私が衣服を買う』。
お店は「衣服」ではなく、顧客の「社会的欲求を満たす衣服」を販売すれば売れる~ということになる。
基本中の基本、当たり前なんですけど、意外と徹底されていないかもしれない。
そして、最も難しいことでもあります。
忘れていた?ことを思い出すことが出来ました。