寝ている小犬
犬~十選
▷3 ティツィアーノ 「ウルビーノのヴィーナス」 (ウフィッツィ美術館蔵)
最初はどこが犬?と思ったが、ヴィーナスの足元で寝ていました。
小さい犬は貞節の象徴だそうです。
しかし・・・このヴィーナスは、そのようには見えない。
見る者に意味ありげな眼差しを送っている。
そして、どうしても左手に目が行ってしまう。
また、右手のバラの花束は、愛の象徴・・・一部がこぼれ落ちている。
後方の人物も背を向けていたり、横を向いたりして無関心を装っているかのようです。
犬も寝ることで、象徴であることを放棄しているのか。
絵にある寓意を想像するのはオモシロイ。(朝からテンション高いです。)
・・・猛暑のあってアツいアツい!。