つぶらな瞳
▷4 明恵上人ゆかりの「子犬」(高山寺蔵)
5月に東京国立博物館を訪れた際に、この「子犬」を見ていた。
その時はあまり気に留めなかったのだが、もっとよく見ておけば、よかったなー。
コラムにもあるように、子犬・・・のつもりでジッと見ていると、次第に仏のように見えて来る。
当時最高の技術で作られた芸術品?、玩具?、宗教的象徴?。
画像でも、ジッと見つめる子犬の眼差しにドキッ!とする瞬間があります。
明恵上人坐像(これも見た)
あかあかやあかあかあかやあかあかや あかあかあかやあかあかや月 (明恵上人)
(明るいな、ほんとに明るいなあ、ほんとにほんとに明るいな~お月さん)(意訳)
自然や動物と一体になろうとした上人の思いが強く表れている「子犬」なのだなぁ。