英国ワカラン(2)
物語 イギリスの歴史(下) 清教徒・名誉革命からエリザベス2世まで~ 君塚直隆 著
本書も、登場人物が多く苦労?しながら巻末にたどり着く。
清教徒・名誉革命~産業革命~やがて世界の工場・覇権国へ至る、世界史の舞台です。
ただし、二つの世界大戦を経て国家は疲弊していく~そして現在。
1700年代前半に起きた、官制バブル経済の実例として「南海泡沫事件」というのがあった。
この事件後には「消費税」が導入されたり、スペインとの戦争(ジェンキンズの耳戦争)やオーストリア王位継承戦争に巻き込まれていきます。
この件は、日本のバブル期~消費税導入~湾岸戦争~イラク戦争の流れに似ているような・・・。
最後の方で、ジョージ6世(英国王のスピーチ)、チャーチル、女王エリザベス2世、マーガレット・サッチャー・・・と、ようやく顔と名前が一致するようになってきました。
この本を読むことで、興味というか不思議に思っている、アイルランド共和国・北アイルランド問題、スコットランド独立運動について理解が進むか?と期待していたが、読解力不足のために解らずじまいでした。
日本同様の島国なのに?。
まるで九州や北海道が独立国になったように感じます。(違う?)
宗教・民族・経済・・・様々な原因が複雑に絡み合いながら歴史をつくった結果なのだが、イマイチワカラナイ。
議会政治発祥の地だから民意が大きく影響しているためか。
もっとワカラン国になってしまった。