寒山拾得
「寒山拾得図 (かんざんじっとくず)」 顔輝
日経コラムに載っていました。
朝から変なモノ見たな・・・。
織田信長:「この画中の人物は何やら物を言うそうなり」
森蘭丸:「近頃の殿の御短慮はもってのほかでご用心これなし」(と、絵の人物が話していた)
信長:「陰口をたたく寒山拾得を今すぐ焼き捨てよ」
蘭丸:「二人は殿のご威光に恐れをなして何も物を言いません。平にご容赦をお願い奉ります」 (絵の前で、しばらく端座して)
信長たちまち機嫌を直す・・・。
一休さんの虎退治にも似た、バカ殿?を諌める逸話。
見る者を見透かすような絵です。
気持ちのイイものではないが、ついつい見入ってしまう。
鏡を見るように自分の内面が映し出されてくるような気が・・・。