ミス・ホリデイ・ゴライトリー トラヴェリング
「ティファニーで朝食を」 トルーマン・カポーティ/龍口直太郎 訳
書店新古本コーナーで見つけました。
映画が有名でタイトルだけは知っているが、内容を知らないので読んでみます。
他に、「わが家は花ざかり」、「ダイヤのギター」、「クリスマスの思い出」が収録されています。
華やかな物語かな?と思った書籍タイトルとは裏腹な、スッタモンダした内容。
原作と映画は違うらしいです。
他の収録作品でも感じましたが、社会の隅っこで生きる人々をクローズアップし、そして温かい視線で描いています。
大団円!ではなく、後ろ髪を引かれるところはあるものの、まァ~平穏無事なエピローグ。
著者の境遇と願いが、反映されているのでしょうか。
現実のファンタジー?。
読みながら物語の世界にトラヴェリング(旅行中)。
表紙絵のホリーの横に犬?が描かれています。
でも、作中に登場したのは猫なんだが・・・。
これもファンタジーか。