ノルウェイの森
ノルウェイの森(上)(下) 村上春樹
今さらながら~読みました。
北欧の旅行記か?と思っていたくらい、マッタク予備知識なしです。
1970年頃が青春時代だった世代が想い描いた理想であり、恋愛ファンタジーなのでしょうか。
現実にありそうな話なんだが、フワフワしたお伽話のような内容。
今も昔も、若者の考えることと、やることは何ら変わらない。
当たり前ながら、当時は連絡手段が電話(それも呼び出し)と手紙しかないものの、直ぐに連絡が取り合えなくても、互いに相手のことを慮って、意志の疎通は出来ているところが新鮮に感じます。
また、以前に読んだ「赤頭巾ちゃん気をつけて」を思い出しました。
どこにもない場所とは
だれにでもある場所のことだ。
あるときにはこの物語があなたを導く。
深い心の森のように。(本帯)
「ノルウェイの森(ビートルズ)」も、初めて曲とタイトルが一致しました。
読み終えた後で聞くと味わい深い・・・。