事件からモタモタ思う

某カレーチェーンが廃棄を託した食材を受託業者が処分せずに横流しして、商品や加工品として流通していた事件。

一事件として誰かを罰してオシマイ!とだけではイケナイような気がします。

 

~大量の食材廃棄~。

 

企業の社会的責任、商道徳、資源再利用、食の安全、人口問題、宗教・思想、モッタイナイ・・・あらゆる基準で考えると、日本を始めとする先進国といわれる国々では、表面には出にくい、そして根深く大きな問題かと。

食材への異物や有害なモノの混入があった場合の廃棄は、やむを得ないが、賞味期限や消費期限切れの商材・商品については、発注や生産の時点でコントロールできないものでしょうか?。

これだけ技術が発展しているのだから、出来ないコトはないと思います。

 

モチロン、生産者やメーカーだけではなく消費する側も、今まで通りの消費状況や食べ物に関する考え方を見直す必要があるのでは?。

よく引き合いに出されるのが食料自給です。

自給率の数値が話題になるが、流通している食料をムダなく効率よく消費するのが現実的だと思う。

その実現は、究極には一人一人の考え方なのかな~?。

 

生産向上や消費拡大を目指して突っ走ってきた(いる)、現代社会。

そのおかげで、物質的には豊かな社会生活が実現しているが、その足元や見えない部分では矛盾や齟齬が次第に、その鎌首をもたげてきている~現れか?。

いままでにも、あった事かもしれない。

 

特別な主義主張はないものの、意志表示が出来るヒトという生物の一個体として、将来に一抹の不安を感じるのです。

 

経済社会の枠組みにどっぷりハマっている食いしん坊が、今さら何をタワごとを言っているんだ?・・・なのだが。

歴史上の争いの根源は食料と水。