第三のチンパンジー
若い読者のための「第三のチンパンジー」人間という動物の進化と未来
ジャレド・ダイアモンド 秋山勝=訳
・・・チンパンジーにはコモンチンパンジーとボノボの二種類がいて、ボノボはピグミーチンパンジーと呼ばれることもある。
もし、宇宙人の研究者が人間を目の当たりにする機会でもあれば、人間はコモンチンパンジー、ボノボに続く、三番目のチンパンジーだとただちにそう分類されてしまうだろう。
地球に住む科学者も、人間とほかの二種類のチンパンジーのあいだでは、構成する遺伝子の九八パーセント以上が共有されていることを明らかにした。・・・(P.10)
以前に苦労して読んだ(見た)「銃・病原菌・鉄」を要約したエッセンシャル版?。
読みやすかったです。
文明が起こり発展していったのは、単に地球上の場所の優位性でしかなく人種の違い関係ない。
そして人間は万物の長~地上の支配者・・・かもしれないが、チンパンジーの亜種でした。
地球上で起きている現在進行形の出来事~そして未来に起こりうるであろう出来事は、心配ごとばかり。
巻末の訴えにも感じる解説は、本書をさらに要約している?かのようです。