大いなる眠り
「大いなる眠り」レイモンド・チャンドラー 村上春樹訳
今更ながら、ミステリーの古典?ハードボイルド小説を読みました。
発表されたのは1939年と言いますから~77年前の作品。
主人公=私立探偵フィリップ・マーロウ。
「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ。」
確かにカッコいい、カッコよすぎる。
このイメージを思い描いています。
しかし、マーロウの「私は全部お見通し」的セリフ(カッコイイのだが・・・)で、単調な展開に感じる。
予定調和・・・勧善懲悪。
極悪人?なんだが、弱っちい敵役たち。
読んでいると、小さな眠りに誘われることも・・・。
以前に読んだ、村上作品「1Q84」を彷彿させる場面もありました。
(マーロウがスターンウッド将軍に会った温室の場面。)
ここから影響を受けているのですかねー。