桃浦の誓い
宮城県~牡鹿半島・桃浦にある、桃浦かき生産者合同会社を視察する機会がありました。
桃浦は元々、カキ養殖が主産業の人口150人の小さな漁村で、高齢化が進み10年後には自然消滅の可能性すらあったといいます。
そこに、東日本大震災の津波が押し寄せ、村は壊滅・・・。
村を復興するには、産業(漁業)再開が必要。
しかし、単なる個人漁業の再開では何年か後には再び、限界集落へと向かうことになってしまう。
そこで、残ったカキ養殖業が集結、地元水産会社からの出資・国の水産復興特区制度を活用して法人を設立しました。
最新の「カキ超高圧処理装置」導入で、カキむきの人手不足解消と衛生的な処理・非加熱殺菌がなされています。
新たな漁業後継者も増えており、壊滅状態にあった村は、着実に復興している。
五つの誓い
一 私達は後継者を育て、将来に夢と希望を抱き、ふるさとを再生します。
二 私達は日本初の水産業復興特区を活用し、桃浦の六次産業化を実現します。
三 私達は今までの考え方や技術にとらわれず、常に新しい取組で目標を実現します。
四 私達はお客様の信頼を得て、お客様の笑顔を共有します。
五 私達は日本一の安全でおいしいかきを作り、輸出を目指した「攻めの漁業」を行います。
理念~ではなく、「誓い」なんですね。
「理念」より力強く、より切実な思いが込められています。
カキフライを試食させていただきました。(生は個人的NGなので・・・。)
大きくホクホクして、とても美味しい!。
微力ながら、いろんな機会に、この取り組みと「桃浦かき」の美味しさを伝えたいと思います。(^O^)/