「ひとり」の哲学
「ひとり」の哲学 山折哲雄
「独居老人」「孤独死」など、まるで「ひとり」が社会悪であるかのように世間は言う。が、人は所詮、ひとりで生まれ、ひとりで死ぬ。「孤独」と向き合うことで、より豊かな生を得ることができるのだ。親鸞、道元、日蓮、一遍ら、先達の生き様を振り返り、日本思想の源流ともいえる「ひとりの覚悟」に光を当てる。(本書カバー)
苦手な哲学本・・・。
前半は、日本史上の宗教思想家の痕跡を訪ねる紀行文がタイクツでした。(失礼!)
ネットで画像検索しながら読み進めます。(あーそうだった!)
他にも、空海、最澄、法然、鴨長明、空也、西行、良寛・・・続々登場。
その都度、微かな知識をネット検索で補うのでした。
本書のおかげで興味が拡がる。
哲学というより日本思想史的な読み物として。
後半に本書のエッセンスが凝縮されています。
強い「ひとり」になる!。
おのづから相(あい)あふ時もわかれても ひとりはいつもひとりなりけり 一遍