百年泥
「百年泥(ひやくねんどろ)」第158回芥川賞受賞作 石井遊佳
現在~過去と、一部の未来?が、クロスオーバーする摩訶不思議な世界の物語。
インド・チェンナイという初めて聞く街が舞台です。
インドといえばガンジス川が有名だが、チェンナイを流れるアダイヤール川も同様に「神聖な川」なのでしょうか?。
そもそも、インドという場所がそうなのか否か?。
主人公が住む近くのアダイヤール川が100年に一度の洪水となり、ドブさらい?したかのように、川から様々なモノが姿を現すのでした。
混沌・混迷・混在・混合・混雑・混信・混成・混戦・混然・混濁・混同・混乱。(その他「混」のつく言葉すべて)
変わった小説に困惑した・・・と思いつつ、気がついたら洪水にのみ込まれたかのように流されて・・・読み切っていたという・・・。
百年くらい経ったら川底の泥から、ヒョッコリと現れることが出来るでしょうか。