日本史の真の「主役」
「藤原氏 権力中枢の一族」 倉本一宏 著
「大化の改新」で功績を残したとされる鎌足に始まる藤原氏。律令国家を完成させた不比等から四家の分立、ミウチ関係を梃子に天皇家と一体化した摂関時代まで権力中枢を占めつづける。中世の武家社会を迎えても五摂家はじめ諸家は枢要な地位を占め、その末裔は近代以降も活躍した。・・・(本書カバー)
読むほどに眠気を催す本でした。
なんせ、1000年間の内容に登場する人名が多過ぎて・・・文字を追うのが精一杯で内容が入ってこない。
藤原氏の直系(主流)はどうなったのか?は、分からずじまいでした。
武家社会になると勝手に家系図を作ったりしていたようなので。
「藤」というものは自ら単独では生きられず、他の樹に絡みつき、その樹を枯らしてしまう。~とありました。(P.287)
著者の考えではなく「白氏文集(紫藤の詩)」からの引用です。
「藤」に限らず動植物は、環境に合った場所で生き延びる・・・。