長月 朔日 心を通わす
「道をひらく」松下幸之助~心を通わす
・・・古人曰く、人生はあざなえる縄の如し。まことにこの世の中、長い人の歩みのなかには、よいこともあればわるいこともある。うれしいこともあれば悲しいこともある。そして、よいと思ったことが実はわるくて、わるいと思ったことが実はよくて、つまりあれこれと思いまどうことは何もなくて、はじめから素直に謙虚に歩んでおればそれでよかったと、人の知恵の浅はかさに、いまさらのように胸打たれることがしばしばある。
はじめからしまいまで徹底的にわるいということもなければ、また徹底的によいということもないのである。それでもなお人は、わるいと思うときには自分で自分の心を閉ざし、よいと思うときにはまたおごりの心で人をへだてる。
心を閉ざし、人をへだて、心と心とが通い合わぬ姿からは、おたがいに協力も助け合いも生まれてはこない。心ひらかぬ孤独の人びとばかりになるであろう。
有為転変のこの世の中、よいときにもわるいときにも、いかなるときにも素直に謙虚に、おたがいに心を通わし、思いを相通じて、協力し合ってゆきたいものである。・・・
心を通わす~を記事に書き写していると、現在進行中の出来事も含め、自分や様々な人々のことが思い浮かびます。
まぁー自らのことがほとんどですが~。
そうだよなーと思いつつ、実際には違うことをしていたり、時間が経ってから反省したり~のくり返しだったりします。
~していたら、していれば~と、思ってみても、過去は変えられない。
今月も前向きに素直に謙虚に・・・(先ずは気持ちから)。