教団Ⅹ
「教団Ⅹ」中村文則
・・・突然自分の前から姿を消した女性を探し、楢崎が辿り着いたのは、奇妙な老人を中心とした宗教団体、そして彼らと敵対する、性の解放を謳う謎のカルト教団だった。二人のカリスマの間で蠢(うごめ)く、悦楽と革命への誘惑。四人の男女の運命が絡まり合い、やがて教団は暴走し、この国を根幹から揺さぶり始める。神とは何か。運命とは何か。絶対的な闇とは、光とは何か。・・・(本書カバー)
「R帝国」と同時購入するも、文庫で600頁近くあるので先送り・・・ようやく読むに至る。
「教祖の奇妙な話」~物理学・宇宙論・量子力学・生物学・脳医学・・・わかった?ような、わからない?ような、不思議な内容。
それに、思想~宗教観が結び付く摩訶不思議な空間。
宗教は、人の運命までも、科学で説明できるのかも?・・・どうなんだろう。
・・・かと思えば、官能小説みたいな描写もあって・・・(それはそれでオモシロイ?)読み手にとっては賛否両論でしょうね。
次はどうなる?と妙な期待が膨らむが、ラストは・・・駆け足っぽかったでしょうか。
著者なら、もうヒトヒネリできそうな気がしました。
何を考えているのかわからない邪悪な教団~宗教団体・新興宗教=怪しいの構図は、オ〇ム真理教の事件から顕著になっています。
現実に?と思われる存在もある・・・(国家も?)。
社会不安が増すと、その手の宗教活動が活発になるともいわれます。
「教団Ⅹ」は荒唐無稽なフィクションではないかも?。