根拠なき自己過信と、まずくいったときの底知れぬ無責任

半藤一利さんが挙げる五つの教訓・・・。

 

①国民的熱狂をつくってはいけない。そのためにも言論の自由・出版の自由こそが生命である。

②最大の危機において日本人は抽象的な観念論を好む。それを警戒せよ。すなわちリアリズムに徹せよ。

③日本型タコツボにおけるエリート小集団(例・旧日本軍参謀本部作戦課)の弊害を常に心せよ。

④国際的常識の欠如に絶えず気を配るべし。

⑤すぐに成果を求める短兵急な発想をやめよ。ロングレンジのものの見方を心がけよ。・・・(北陸中日新聞 1月14日 朝刊)

 

この五教訓は、コロナ禍への教訓でもあります(特に⑤に注目)。

 

「根拠なき自己過信と、まずくいったときの底知れぬ無責任」・・・現代にも通じる?昭和史の結論だそうです。

半藤著作は、恥ずかしながら読んだことがありません。

遅ればせながら主な著作を読んでみます。

 

ご冥福をお祈り申し上げます。