暇と退屈の倫理学

「暇と退屈の倫理学」國分功一郎

・・・狩りというのはなかなか大変なものである。重い装備をもって、一日中、山を歩き回らねばならない。お目当ての獲物にすぐ出会えるとも限らない。うまいこと獲物が見つかれば、躍起になって追いかける。そのあげく、捕れた捕れないで一喜一憂する。

そんな狩りに興じる人たちについてパスカルはこんな意地悪なことを考える。ウサギ狩りに行く人がいたらこうしてみなさい。「ウサギ狩りに行くのかい?それなら、これをやるよ」。そう言って、ウサギを手渡すのだ。(中略)その人はイヤな顔をするに違いない。(中略)ウサギ狩りに行く人はウサギが欲しいのではないからだ。

狩りとは何か?パスカルはこう言う。(中略)人は獲物が欲しいのではない。退屈から逃れたいから、気晴らしをしたいから、ひいては、みじめな人間の運命から眼をそらしたいから、狩りにいくのである。・・・(P.44~45)

 

暇~時間を持て余す気持ち?=退屈~時間を持て余す気持ち?≒余裕がある?。

興味深く読みだし、なんとか通読できたものの~難解でした・・・。

感想を記事にしようとすると「難しい・・・」としか書けない状態~なので、パラパラ読み返しているテイタラク。

 

暇で退屈した時に再読する?。

折柄、ゴールデンウィーク真っ只中です。

暇で退屈していたら本書を再度通読を試みる(できれば・・・)。