日本のいちばん長い日 コミックス

「日本のいちばん長い日」上・下 【原作】半藤一利 【漫画】星野之宣

史実であり原作も読んでいるが、コミックスも読んで見たくなる。

 

幕末の尊王攘夷~終戦後まで描かれる昭和天皇の「大河ドラマ」~叙事詩的コミックスかと(僭越ながら)。

2022年7月に第一刷が発行されているので、ロシア(ソ連)とウクライナの戦いにも触れられています。

原作もそうですが、とても読みごたえのある作品です。

当然ながら、東京の宮城を巡る政府・軍部の動きとは別に、各地や各人の「日本のいちばん長い日」は、当時の大日本帝国の勢力範囲である樺太・満洲~にもあった・・・。

サイドストーリーとして描かれる、これら国内外の状況が心を打つ。

加えて「漫画家の想像・・・」が作品の重みを更に増します。

「以テ 万世ノ為ニ 太平ヲ開カムト 欲ス」

本当に重厚な作品。