土器の叫び?

日経朝刊掲載「渦巻く縄文土器」十選(9) 是川堀田遺跡 大木9式土器

・・・それにしても縄文時代の土器は顔に見える文様が多い。この青森県八戸市の土器に渦巻きが施されているのか、渦巻きが土器になっているのかわからないくらい渦巻きそのものの造形をした土器だ。ある角度から見る3つのつながった渦巻きはタレ目の人物の目、鼻、口に見え、土器そのものが顔となる。・・・

 

有名な絵画、ムンク「叫び」を思い浮かべる。

「叫び」の背景は、火山噴火のイメージ~という説もあるそうです。

土器が作られた縄文時代中期は、活発な火山活動等の自然災害が多発していたのかもしれない。

この土器文様は、縄文の「叫び」だったのかも。

 

掲載画像を探しながら~タクサン現れてくる縄文土器の多彩さに驚きました。

16,000年という想像を超えた時間の流れの中で、培われた土器等の縄文出土品があります。

 

果たして現代文明に縄文は息づいているのか?。

そもそも縄文の延長が現代なのか?。

そして現代文明は~悠久の時間を経ることは出来るのか?。

 

「渦巻く縄文土器」~連載の終盤になってグルグル渦巻きの中に引き込まれています。