1杯目のビールが美味しい理由を数学的に証明してみました。

「1杯目のビールが美味しい理由を数学的に証明してみました。」 堀口智之

・・・さて、この本を執筆するにあたって決めていることがあります。それは、徹底的に”大人”に向けて数学を語るということです。数学は「学生だけが学ぶべきもの」ではありません。大人だからこそ、学ぶ価値がある学問です。本書は、大人である”あなた”のために書きました。日本で初めて大人専門の数学教室を創業し、14年間数学を教えてきました。だから、わかります。大人であるあなたが子供のときに数学に挫折した理由。・・・(はじめに)

 

~挫折した張本人・・・ということで読み始めます。

特にタイトルの1杯目のビールが美味しい理由~が気になる。

・・・1杯目は0から1増えるから「幸福度1」~2杯目は「幸福度0.585」3杯目「幸福度0.415」になるという「限界効用逓減の法則」が数学的証明の根拠のようです・・・。(?)

log(対数)・・・導き出される数値で美味しさ(感覚)を表す。 (y=log e X)

わかったような煙に巻かれた?ような・・・挫折感再び。

数学的に証明しなくても感覚(味覚)は言葉で表現できる!~と思ったが、個々で違う感覚を他人に伝えることはかなり難しい。

目に見えて理解しやすい手段として数値が重要なのか。

「すごく美味しい」~といっても抽象的、まるで○○のような~も。

美味しさ指数1とか、数値化すると理解しやすい。

まー何でもかんでも数値化すればいいのかな?という気もしますが。(算数嫌いのイイワケ)

 

本書ではコロナ禍中によく目にした「集団免疫率」をはじめ、資産運用、売上予測、天気予報といった身近にある数学(関数)の話題が多く紹介されています。(宝くじで1等が当たらない理由も・・・)

そして、数学~数字や公式が飛び交うことばかりかと思いきや~文章読解力がとても大事だということも。

現代社会は数学で動いている~。(でも、やはり難解、割り切れない)

 

 

・・・役に立つのはわかるけど、まだまだ理解できていない人も多いでしょう。割り切れない想いを抱いているのかもしれません。でも、割り切れなくたっていいのです。数学があなたにとって割り切れないものであるなら、「素数」のように特別な存在ということですよ。・・・(おわりに)